「また待たなければならない」ダリア・パヨンク、事故後に肘の異常判明

2025年10月、事故後のダリア・パヨンク 写真:ご本人提供

PWBA(全米女子プロボウリング協会)のダリア・パヨンクが、遠征中に鹿と衝突した交通事故の翌日、肘の強い痛みによりボウリングができなかったことを自身のFacebookで明かした。病院でX線検査を受けた結果、新たな骨折は確認されなかったものの、過去に骨折した部分に異常が見られ、現在は副木で固定しているという。

パヨンクは先日、『ノースウエスト・ストーム・ボウリングツアー』のためユタ州からモンタナ州へ車で移動中、突然道路へ飛び出してきた鹿と衝突する事故に遭った。車は衝突前に大きく滑り、すべてのエアバッグが作動するほどの事故だったが、当初は同乗者とともに大きなけがはないとしていた。

しかし、事故翌日に状況が変わった。パヨンクはボウリングを試みたものの、肘の痛みによって投げることができなかったという。その日のうちに救急クリニックを受診し、X線検査を受けた。

幸い、新たな骨折は見つからなかった。一方で本人によると、以前骨折した骨の部分が「軟部組織の腫れを伴う異常な状態」に見えるとの診断を受けたという。このため肘を副木で固定され、できるだけ早く整形外科医を受診するよう勧められた。

パヨンクにとって特に気掛かりなのが、今後の競技への影響だ。約1か月後には自身にとって非常に重要な大会を控えており、現在の自分のボウリングが理想とする状態に達していないことから、本格的に練習を重ねる予定だったという。しかし今回の肘の状態により、再び練習を待たなければならなくなった。

「もっともっとひどいことになっていたかもしれない……。でも今日は、どうしても悲しい気持ちを抑えられません」

そう率直な心境を明かしたパヨンク。命に関わる事故にならなかったことへの感謝を示しながらも、「感謝しているからといって、今日とても落ち込んでいないわけではありません」と複雑な思いをつづっている。

今回の肘の状態がより心配される理由には、パヨンクが過去に経験した大けががある。2025年10月、パヨンクは電動スクーターで転倒する事故に遭い、両肘を骨折。手術こそ必要なかったものの長期間のリハビリを余儀なくされ、再びボウリングボールを持てるようになるまで約3か月を要した。その後も徐々にボールの重量を上げながら復帰を目指し、約6か月に及ぶ長い道のりを経て競技へ戻ってきた。

今回のX線検査で指摘されたのは、まさに以前骨折した部分だった。現時点では新たな骨折は確認されておらず、具体的な診断や復帰までの期間も明らかになっていない。そのため、競技への影響について判断するには、今後予定している整形外科での診察を待つ必要がある。

長いリハビリを乗り越え、ようやく本格的にボウリングへ取り組めるようになった中で起きた今回の事故。「また待たなければならない」という言葉には、再び立ち止まることを余儀なくされたパヨンクの悔しさがにじんでいる。

それでも、新たな骨折がなかったことは不幸中の幸いと言える。まずは詳しい診断を受け、約1か月後に控える重要な大会へ向けて再び投球できる状態まで回復できるかが注目される。

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