2025年PBA LBCナショナルチャンピオンシップは、シカゴ大都市圏に位置するボウレロ・マウントプロスペクトで開催され、7週末にわたる熱戦の末、幕を閉じた。大会ではシングルス、ダブルス、チーム戦が行われ、全米各地から集まったあらゆるレベルのボウラーたちが腕を競い合った。
そして今秋、9月26日・27日に開催されるPBA 2025 LBCナショナルチャンピオンシップ・クラッシュ決勝には、全8ディビジョンのチャンピオンが集結。伝説的ボウラーノーム・デュークを象った栄誉あるデューク・トロフィー(通称:ザ・デューク)をめぐり、最後の戦いに挑む。
PBA殿堂入りを果たし、通算40タイトル以上を誇るノーム・デュークは、「クラッシュはデトロイトで開催されます!ストロブル・アリーナ@サンダーボウルでお会いしましょう!」と熱いメッセージを送り、ファイナリストたちを歓迎した。優勝者には、彼自身をかたどったブロンズ像のトロフィーが授与される。
賞金総額53,000ドル(約780万円)が用意されている「クラッシュ」は、ワンボール・エリミネーター形式(各ラウンドで 全員が1投だけ投げる。そのスコアをもとに、最も点数が低い選手がそのラウンドで脱落)で実施される。ファイナリストたちは、試合当日に行われる4ゲームのシーディングラウンドでクラッシュ本戦の対戦順を決定する。
最終決戦の舞台は整った。PBAの歴史にその名を刻むのは誰か!“ザ・デューク”を手にするその瞬間を、会場で見届けられる。ミート&グリート(アスリートと直接会って挨拶したり、会話したり、写真を撮ったりすること)を含むイベントは入場無料。9月27日、デトロイトのストローブル・アリーナが熱狂に包まれる。
2025年PBA LBCナショナルチャンピオンシップ・クラッシュ 出場選手
オープンクラシック
ウェスティン・グリフィン(テネシー州マーフリーズボロ):合計ピン数:1,523
グリフィンは2024年にブランドリーノが成し遂げた偉業を再現し、投票権が得られる前に「ザ・デューク」を手に入れようとしている。17歳の彼は、連続300点を出し、大会全体で最高の6ゲーム合計スコアを記録した。
レディースクラシック
ステファニー・サバラ(カリフォルニア州レイクウッド):合計ピン数:1,420
サバラはPWBAツアー6回優勝、2021年PWBA新人王。今シーズン初めにリノで開催されたPBAワールドシリーズオブボウリングXVIにも出場した。
シニアクラシック
クリス・バーンズ(テキサス州デントン):合計ピン数:1,438
バーンズはPBA殿堂入りを果たし、キャリアで19のPBAツアータイトルを獲得。今シーズンのPBA50ツアーでは、7回目と8回目のシニアツアータイトルを追加した。
PBAエグゼンプト
アンドリュー・アンダーソン(ミシガン州ホリー):合計ピン数:1,518
アンダーソンは今シーズンPBAツアーで2回の優勝とポイント2位を獲得。2018年のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのシーズンを超える自己最高のシーズンだったと語っている。
メンズハンディキャップ
ロバート・モリス(ジョージア州ストーンマウンテン):スクラッチ:1,250/合計ピン数:1,502
モリスは今年の大会初日にディビジョン最高スコアを記録。7週間にわたる不安な待機期間を経て、ディビジョンチャンピオンとなった。
レディースハンディキャップ
カーラ・オルスグッド(カリフォルニア州リオリンダ):スクラッチ:1,014/合計ピン数:1,512
ハンディキャップ込みで、76歳のオルスグッドは8人のファイナリストの中で3番目に高い合計スコアを記録した。
ボーイズジュニアハンディキャップ
コナー・チェン(イリノイ州シカゴ):スクラッチ:1,223/合計ピン数:1,439
16歳のシカゴ出身選手は平均スコア203以上を出し、決勝進出を決めた。
ガールズジュニアハンディキャップ
オリビア・ロジャース(イギリス・リーズ):スクラッチ:1,209/合計ピン数:1,479
16歳のロジャースは、昨年の同じくイギリス出身のヴェリティ・クロウリーに続き、クラッシュに出場する2人目の国際選手となる。さらに女性で初の両手投げプレーヤーでもある。
スクラッチダブルス
アンドリュー・アンダーソン、ダン・ヒギンズJr.:合計ピン数:1,566
ハンディキャップダブルス
カーラ・オスグッド、リズ・ジョンソン:合計ピン数:1,523
スクラッチチーム
アンドリュー・アンダーソン、クリス・バーンズ、ライアン・バーンズ、スチュ・ウィリアムズ:合計ピン数:2,573
ハンディキャップチーム
ダリアン・アレクサンダー、エリック・グレン、スコット・ホッジ、ロバート・モリス:合計ピン数:2,826
クラッシュ日程(現地時間)
9月26日(金)午後5時〜 練習
9月27日(土)午後2時〜 シーディングラウンド(4ゲーム)、午後3時30分〜 ノーム・デュークとのミート&グリート、午後5時〜 クラッシュ決勝(ワンボール・エリミネーター形式)
クラッシュ賞金総額
- 1位:25,000ドル
- 2位:10,000ドル
- 3位〜8位:3,000ドル(各)
合計:53,000ドル