2025年のPBA50/60ツアーシーズン終了後、各賞が発表された。PBA50ツアーは13のタイトルイベント、PBA60ツアーは初開催のウェイン・ウェッブPBA60ワールドシリーズを含む4タイトルで構成され、ツアー全体を通して年間最優秀選手やルーキー・オブ・ザ・イヤーなどが決まった。
PBA50年間最優秀選手にはジョン・ヤナウィッツが2年連続で選ばれた。シーズンを通して29,395ポイント、賞金54,900ドル(約805万円)を獲得し、TOC(チャンピオンズ・トーナメント)でも優勝してトップシードを確保した。ヤナウィッツはPBA50で複数回年間最優秀選手に輝く9人目の選手であり、キャリア9タイトルのうち5つがメジャー選手権である。TOCでの勝利は、彼にとって2025年シーズンの最高の締めくくりとなった。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーはトム・ドーガティが受賞した。2月に50歳となったドーガティは、USBCシニアマスターズで初優勝を果たし、12大会に出場して4回のトップ5入りを記録した。賞金は41,650ドル(約610万円)を獲得しており、PBAツアーで4度の優勝経験を持つドーガティは、PBA50ルーキーシーズンでも安定した成績を残したことで高い評価を得た。
PBA60年間最優秀選手は62歳のパーカー・ボーンIIIである。PBA50とPBA60の合計で24,966ポイント、賞金46,100ドル(約677万円)を獲得し、初開催のPBA60ウェッブ選手権で初タイトルを獲得した。ボーンはトップ5入り4回を含む好成績を収め、健康と妻のサポートも成功の要因と語った。これにより、彼はPBA、PBA50、PBA60各レベルで年間最優秀選手に選ばれた数少ない選手の一人となった。
なお、ディック・ウェーバー・スポーツマンシップ賞は、ディック・ウェーバーの品格とスポーツマンシップを最も体現した選手に贈られる賞で、ツアー参加選手の投票で決定される。発表は後日行われ、2025年シーズンの最後の栄誉として注目されるだろう。