独占!永野すばるが語る『コロナワールドカップ2025』注目選手

永野すばる 写真:Bowling Agent

2025年のプロボウリング男子新人戦『コロナワールドカップ』が、8月30日から31日にかけて名古屋市のコロナキャットボウル中川店で開催される。男子プロ60期生から63期生までの4世代がタイトルを争うこととなる。

トッププロボウラーの永野すばるは、ボウリング・エージェントのインタビューに応じ、注目すべき選手を紹介してくれた。

永野によると、JPBA2025男子プロボウリングランキング(8月23日時点)トップ3を独占中の「黄金世代」61期生に注目すべきだという。

ランキング1位の宮澤拓哉(パークレーン高崎・上武大学・サンブリッジ)は、6月19日から22日にかけて行われたシーホースカップで優勝。プロ入り3年目にして通算3勝目を挙げた。今大会の最注目選手といえるだろう。

その宮澤と優勝を争うとみられるのは、ランキング2位の内藤広人(岩屋キャノンボウル・ソシオジャパン)だ。前節のシーホースカップ決勝戦で宮澤に惜敗したのは記憶に新しい。公式戦はまだ未勝利ながら、安定した投球スタイルで常に上位に食い込む実力は要注目だ。

そして黄金世代の3人目は、現在ランキング3位の藤永北斗(N&K Co. LTD・STEELSPORTS)。今季すでに2勝を挙げ、7月7日から16日にかけて行われたシーズントライアルでも頂点に立った。今年最も勢いのあるプロボウラーの一人といって間違いない。

爆発力を誇る宮澤と藤永、安定型の内藤、この三者がどのように戦うのかが、今大会最大の見どころとなるだろう。

61期生は「黄金世代」と呼ばれるにふさわしく、“ファイナルボス”の異名を持つ斎藤佑太(ボウルスター)もシード圏内に名を連ねており、こちらも見逃せない。

この黄金世代に挑む存在として期待されるのが、2025年にプロ入りした63期生の倉持悠人(大学ボウル)だ。中日杯2025東海オープンボウリングトーナメント(6月27日〜29日)を制覇し、プロ3戦目にして公式戦初優勝を飾った。その勢いに注目が集まる。

さらに63期には、2024年9月にアマチュアとして第17回MKチャリティカップを制覇した西山翔悟(ITカンファー・ハイスポーツ)も控えている。忘れてはならない存在だ。

もちろん、同新人戦に参加できる最後の年となる60期生プロボウラーも負けるわけにはいかない。注目必至の一戦となるだろう。

もはや「新人戦」という枠を超え、ここ数年のタイトルホルダーが多数参戦する今大会。最後まで目が離せない!

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