井口遼太ら海外トリオが躍動!安東杯3人団体戦でKPBA撃破

ボウリングのレーン 写真:Michelle McEwen/提供:Unsplash

韓国・安東で8月23日から26日まで開催された「第4回安東杯国際オープンボウリング大会」で、海外招待選手による連合チームが存在感を示した。大会最終日の26日に行われたイベント種目の3人団体戦では、日本の井口遼太、ヨルダンのジアド・アル・トワレブ、香港のトニー・ウォンがトリオを組み、KPBA代表チームを257対201で下して勝利を飾った。

海外連合チームは試合序盤から積極的にストライクを量産。合計9本のストライクを重ね、安定感と爆発力を兼ね備えた投球で主導権を握った。特に井口は中盤にかけてリズムを掴み連続ストライクを決め、ウォンも勝負どころでしっかりピンを倒すなど、3人がバランス良くチームに貢献した。

一方のKPBAチームは地元の声援を受けながら反撃を試みたが、序盤のミスが響いて追撃の糸口を掴めず。終盤にかけてもストライクを連発する海外勢に押し切られ、差を縮めることはできなかった。

今回の勝利は、韓国ボウリング界における国際交流の一場面としても注目を集めている。特にPBAでも活躍するトーマス・カヨコ(フィンランド)らと並び、海外招待選手たちが大会を大いに盛り上げたことは、今後の国際大会や韓国ボウリングの発展においても意義深いといえる。

安東杯はプロ・アマを交えて行われる国内屈指の国際大会であり、今年も韓国と海外選手がしのぎを削った。シングルスでは「スーパー・ルーキー」文河英(문하영)が大会2連覇を果たすなど韓国勢が強さを示した一方で、3人団体戦では海外チームが輝きを放ち、会場を沸かせた。

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