永野すばるが検証!競技で武器になるボール『LOCK ON』

永野すばる 写真:Bowling Agent

8月25日、JPBAの永野すばるがストーム社の新作ボール『LOCK ON(ロックオン)』を紹介するレビュー動画をYouTubeで公開した。普段から自身のチャンネルで数々のボールを解説している永野だが、今回のロックオンについては「しっかり奥で動く」という特性を繰り返し強調しており、競技ボウラーの注目を集めている。

ロックオンは、ストームが展開する『LOCK』シリーズの最新モデルで、ミッドレーンでの安定感とバックエンドでの鋭い切れを兼ね備えた仕上がりが特徴だ。走り過ぎて不安定になることもなく、かといって早い段階で失速するわけでもない。適度な直進性を保ちながら終盤で力強い方向転換を見せる点に大きな魅力がある。動画内では永野が実際の投球でその動きを示し、ピンアクションの強さも確認できた。シリーズの伝統を踏まえつつ、一段と進化した印象を残している。

さらに投球シーンからは、ラインを外しても戻りが効く許容性の高さも見て取れた。これは競技ボウラーにとって大きな安心材料だろう。特にミディアムからミディアムヘビーのオイルパターンで力を発揮し、キャッチ力と走りのバランスが良いため、ロングコンディションにも柔軟に対応できる。過去の『LOCK STAR(ロックスター)』や『GHOST LOCK(ゴーストロック)』と比べると、バックエンドの動きがより際立ち、シリーズの中でも攻撃的なモデルといえる。

実戦での活用を考えると、大会序盤の重めのコンディション攻略や、中盤で切れ不足を補う場面、さらには勝負どころでラインを際立たせたい場面など、多様なシチュエーションで頼れる存在になり得る。万能型というよりは、局面を見極めて投入することで強烈な効果を発揮するタイプであり、まさに「ここぞ」という場面を支える一球だ。

永野が語った「奥でしっかり動く」という言葉は、競技ボウラーが求める決定力を端的に表している。次の大会であと一歩が欲しいと感じた時、ロックオンは心強い武器となるだろう。今回のレビュー動画は下記に公開しているので、気になる方はぜひチェックしてほしい。

ニュースを受け取る