内藤広人、村山恵梨への感謝を胸に!コロナワールドカップ新人戦で初優勝

ボウリングのレーン 写真:Michelle McEwen/提供:Unsplash

8月31日、2025コロナワールドカップ(プロボウリング男子新人戦)の決勝が行われ、内藤広人(61期生)が原口優馬(60期生)との接戦を228対218で制し、見事に初優勝を果たした。

最後の投球、会場から響く手拍子に包まれながらボールを放った内藤。その直後、目には感動の涙が浮かんでいた。その涙は、勝利の喜びだけではなかった。

表彰式では、BS日テレで放送されるPリーグでも活躍中の名和秋プロから花束を受け取った後、スピーチで胸の内を語った。

「僕が去年の8月から所属させてもらっている岩屋キャノンボウルで、副支配人を務めている村山恵梨プロが、8月末で退職することになりました。その話は3、4か月前から聞いていたんですけど、それからずっと『村山プロの前で優勝するところを見せてから送り出せたらいいな』と思って、今年の公式戦にずっと臨んできました。今シーズンは調子も良くて、自分の思い通りに投げ続けることができました。この新人戦が、村山プロにとって目の前で見る最後の大会になるので、すごく強い思いを込めて投球しました」

この優勝は、内藤広人プロにとって単なる初タイトルではなく、恩師への感謝を形にした特別な一勝となった。

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