8月30日・31日に「第25回北海道プロアマオープンボウリングトーナメント」(綜合レジャーサンコーボウル)が開催された。決勝ではアマチュアボウラーの堤遼馬が寺下智香プロ(神戸六甲ボウル・サンブリッジ)との優勝決定戦を制し、見事タイトルを勝ち取った。
今大会では、さまざまな取り組みが行われた。大会を盛り上げる一環としてプロボウラーによるチャリティオークションが実施され、出場した各プロのオリジナルグッズが出品されると、多くのファンから温かい支援が寄せられた。閉会式では大会を取り仕切った日本プロボウリング協会北海道地区長の佐久間信也氏(GENDA GiGO entertainment)が、大会の総括とともにチャリティ報告を行った。

北海道オープンの大きな特徴は、運営を北海道地区のプロボウラー自身が担っていることだ。会場設営から受付、進行、表彰まで、すべてをプロボウラーが分担している。試合を終えた直後にスーツへ着替え、すぐに運営スタッフとして対応する姿もある。想像できるだろうか?つい先ほどまで試合を投げていたプロボウラーが、今度は運営者として参加者を迎えているのである。 決勝を逃したプロも悔しさを見せず、参加者をもてなす。この姿勢こそが、25年間続けてきた北海道地区の伝統だと感じる。
さらに今大会はスポンサーの協力を得て、今年から日本ボウリング場協会の後援も受けることとなった。開会式で登壇した武田会長は、来年以降の開催にあたって「全国のボウリング場にポスターを配布し、より多くのボウラーに北海道オープンを知ってもらい、参加してもらえるようにしたい」と力強く語った。
まだまだ進化を続ける北海道オープンは、来年も開催される見込みだ。全国のボウリング場に発信されることで、さらに高みを目指す北海道地区の活動に大きな期待が寄せられる。