JPBA女子プロボウラーの姫路麗が、自身のInstagramストーリーで「なりすまし被害」に遭っていることを明らかにした。麗は、偽のアカウントの画像を公開しながら「私のアカウントではありません」と注意を呼びかけている。
問題の偽アカウントは、本人を装ってフォロワーに接触し、メッセージの中で次のような勧誘文を送っていた。
「最近、LINEでグループを作りました。フォロワーの皆さんへの感謝として、LINEグループ内で無料で投資の勉強や株のおすすめ情報を提供しています。参加ご希望の方は『はい』とご返事ください。ご不要の場合は『いいえ』とご返事ください。全て無料ですのでどうぞよろしくお願いいたします」
まるで本人が投資に関わっているかのように偽装する手口は悪質であり、フォロワーの信頼を逆手に取る危険性がある。麗はファンに対し反応しないようにと警告を発している。
同様のなりすましは、海外のスター選手にも及んでいる。PWBAのダリア・パヨンクも先月、自身のSNSで「私が人のお金や夫を奪おうとしていると信じてしまう人がいるのです」と被害を告白していた。パヨンクの場合は、彼女の人格や評判を傷つける形での偽情報が拡散されており、被害の質は異なるが、共通してファンや周囲に深刻な混乱を招いている。
SNSを舞台にしたなりすましは、著名人やアスリートが標的となるケースが多く、ボウリング界でも大きな課題となっている。麗とパヨンクのように、被害者本人が声を上げることで注意喚起につながるが、根本的にはユーザー一人ひとりが「公式アカウントかどうか」を確認し、不審な勧誘や情報には決して反応しない姿勢が重要だ。