【独占】アニメ『Turkey!』挑戦の裏側!工藤監督&大松プロデューサー取材

三鷹希(左)音無麻衣(中)五代利奈(右)写真:BAKKEN RECORD・PONY CANON./「Turkey!」製作委員会

音無麻衣 写真:BAKKEN RECORD・PONY CANON./「Turkey!」製作委員会

人をつなぐスポーツとしてのボウリングを伝えたい

―プロボウラー岩見彩乃選手がキャラクターのコスプレをするなど、業界からも注目されています。今後コラボの予定はありますか。

生崎(ポニーキャニオン/プロモーション担当):すでに「ボウルスターカップ」に音無麻衣役の声優、菱川花菜さんが出演させていただきました。今後はプロボウラーのみなさまと「Turkey!」という作品を絡めたボウリング大会などを開催できればと良いなと思っています。またアニメ放送前に、P★リーグさんとご一緒させていただき、「Turkey!賞」という企画も実施させていただきました。これはターキーを達成すると賞金がもらえる仕組みです。アニメ放送後も様々な形でボウリング業界と関わっていきたいです。

―アニメを通じて伝えたかったボウリングの魅力を教えてください。

大松P:ボウリングには「競技性」と「レジャー性」の2つの魅力があります。数字で競える競技性も面白いですが、『Turkey!』で強調したのはレジャーとして人と人を繋ぐ側面です。キャラクターがそれぞれ違う思いを抱えながらも、ボウリングで一つになる。その楽しさや心の壁を壊す力を伝えたいと思いました。このアニメをきっかけに「ボウリングって楽しい、またやりたい」と思ってもらえたなら、それが一番の恩返しです。

―お二人のボウリング経験について教えてください。

工藤K:もう20〜30年やっていないですね(笑)。

大松P:父がとても上手で、アベレージ180ほどありました。その影響でボウリングには良い思い出があります。結婚前には人間関係を深めるために夜ボウリングをしたり、タツノコプロでもここ何年かは忘年会で大会を開いたりしました。初心者でも楽しめるのが魅力です。

―近いうちに「Turkey!杯」を開催して、皆さんと一緒に投げたいですね。

生崎:面白そうなアイデアですね。ぜひ参考にさせていただきます。


『Turkey!』はボウリングを題材にしながら、スポーツアニメとしての熱さとファンタジー要素を兼ね備えた意欲作である。制作陣の熱意や遊び心から生まれたキャラクターたち、そして業界との積極的なコラボレーションが作品の魅力をさらに広げている。

アニメを通じてボウリングの楽しさや人と人をつなぐ力を伝えたいという思いは、確かに画面を通じて視聴者に届いた。最終回を終えてもなお、今後の展開や新たな広がりに期待が高まる作品である。

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