コリアカップ、日米韓団体戦でPBAチームが圧勝。日本代表は3位

トミー・ジョーンズ 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet

韓国・用人ボルトピアで開催された「第27回DSDサムホコリアカップ国際オープンボウリング大会」では、恒例の国際交流イベントとして日米韓3か国による3人チーム戦が実施された。各国の代表が誇りをかけて戦う中、日本JPBAチームは斉藤征哉、和田秀和、安里秀策の3人で参戦。アメリカPBAチームはトミー・ジョーンズ、フランソワ・ラボワ、グレアム・ファーという世界トップクラスが揃い、韓国KPBAチームはカン・ヒウォン、キム・ゴウン、キム・ヒョンジュンの布陣で臨んだ。

試合は序盤から激しいストライク合戦に。日本チームは斎藤が冷静な投球で流れを作り、和田が安定したカバーを見せ、安里も攻めの姿勢で食らいついた。しかし中盤以降、スプリット処理で苦しみ、ストライクを連続で重ねられずリズムを崩す場面が目立った。最終的に196点にとどまり、勝負どころでの一投の重さを痛感する結果となった。

一方、PBAチームは序盤からジョーンズのストライクで勢いに乗ると、ラボワ、ファーも続き、計9本のストライクを決める圧倒的な内容。終始リードを守り切り、堂々の235点で優勝を果たした。地元の声援を背に戦ったKPBAチームも、カン・ヒウォンを中心に粘りを見せ202点を記録。惜しくも優勝には届かなかったが2位を確保した。

最終結果は、1位PBAチーム(235点)、2位KPBAチーム(202点)、3位JPBAチーム(196点)。日本代表は順位こそ振るわなかったが、世界のトップボウラーと互角に渡り合った経験は大きな収穫だ。今後に向け、チームワークや決定力の強化が課題となる。

ニュースを受け取る