史上最高記録も!PWBAツインシティ決勝、ケイラ・パシナが初優勝。

ケイラ・パシナ 写真:PWBA

PWBAツインシティ・リージョナル2025の決勝が9月28日、ミネソタ州イーガンのCedarvale Lanesで開催され、地元オツェーゴ出身のケイラ・パシナが見事に優勝を飾った。決勝ではイリノイ州ヘイゼルクレストのカイア・グレイを245対215で下し、会場を埋めた観客から大きな拍手と歓声を浴びた。

今回の勝利は、パシナにとって特別な意味を持つ。彼女は今年、全米ボウリング議会(USBC)女子選手権のダブルス戦において、史上最高記録となる836シリーズを達成している。この記録は大会の長い歴史の中でも前例のない快挙であり、彼女の名を一躍全米に広めた。その勢いを維持したまま、地元開催のリージョナル決勝でタイトルを獲得したことは、まさに充実したシーズンを象徴する出来事といえる。

また、この優勝によりパシナは12月にフロリダ州オーランドで行われる「PWBAリージョナル・ショーダウン」への出場権を獲得した。同大会はリージョナルを勝ち抜いた選手が一堂に会する特別戦であり、優勝者には2026年PWBAナショナルツアー個人戦1大会分のエントリー費が免除されるという大きな特典がある。これについてパシナは「経済的な負担が軽くなり、来季の試合に集中できる。本当に大きな助けになる」と喜びを語っている。

地元での歓喜の瞬間と歴史的な記録を重ねたパシナは、地域を超えて全米女子ボウリング界の注目を集める存在となった。今後、ショーダウンや来季ツアーでさらに飛躍を遂げることが期待されている。

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