米国女子プロボウリング協会(PWBA)で活躍するダリア・パヨンクが、不運な事故により両腕を骨折したことを明かした。彼女は10月3日に自身のSNSで「スクーターから転倒し、両腕、正確には両ひじを骨折してしまいました。現在は回復に向けて治療中で、すべてが順調に進むことを願っています」と報告した。続けて「残念ながら今後予定されていた大会には出場できません」とファンに無念の思いを伝えている。
パヨンクは2016年にプロ入りし、すぐにその才能を開花させた。スピードとパワーを兼ね備えたスタイルで数々の上位進出を果たし、国際大会でも名を馳せてきた。近年はPWBAツアーを中心に活動し、安定感ある投球で多くのファンを魅了してきた存在だ。それだけに今回のアクシデントはツアー全体にとっても大きな痛手といえる。
SNSでは「多くのメッセージをありがとうございます。すぐに返信できず申し訳ありません。今は文字を打つことさえ大変です」と苦しい現状を吐露しながらも、支えてくれる人々への感謝を忘れなかった。両腕の骨折は選手生命に直結する深刻な怪我であり、復帰までには長期のリハビリが必要となる見込みだ。
ファンや関係者からは「必ず戻ってきてほしい」「無理をせずしっかり治して」と励ましの声が相次いでいる。ツアー終盤戦を前に実力派の一人を欠くのは残念だが、パヨンクが再びトーナメントの舞台に立ち、力強い投球を披露する日を待ち望む声は強い。今は何よりも治療と回復を優先し、再起への道を一歩ずつ進んでいくことになる。