スウェーデンのマティアス・ウェッターベルグ(Mattias Wetterberg)が、イングリッシュオープン2025を制し、優勝を飾った。大会はイングランド・ストラウドのショッピングセンター内にあるストラウド・ボウルを舞台に、9月26日〜10月5日にかけて開催された。
大会最終日は、トップ8選手が4ゲーム合計で争う決勝ステージで勝敗を競った。予選を23位で通過したウェッターベルグは、ファイナルステップ1,2,3を次々と突破し、最終ステージでも安定した投球を見せた。決勝4ゲームでは合計976ピンを打ち、トータル1865ピンのスコアで栄冠を手にした。
準優勝にはイングランドのベン・ロビンソン(Ben Robinson)が1803ピンで入り、3位にはブランダン・ロバーツ(Brandon Roberts)が1772ピンで続いた。ロバーツはわずか1ピン差で、スウェーデンのケヴィン・メリン(Kevin Melin)に競り勝っての3位だった。
優勝したウェッターベルグには、賞金3,500ポンドが贈られた。今回のイングリッシュオープンはBTBA(英国テンピンボウリング協会)の公認大会で、国内外から多くの選手が参加。スクラッチ形式で行われるこの大会は、英国で最も期待されるトーナメントの一つとされている。
この勝利により、ウェッターベルグは国際舞台での存在感をさらに強めた。彼は、下位からスタートしたにもかかわらず着実にステップを上がり、最後の4ゲームでの集中力と安定感がそのままタイトルをもたらした。
今後、彼の活躍はヨーロッパだけでなく世界の舞台でも注目される。リオ、ワールド選手権、他地域オープンなど、国際大会での実績をさらに重ねていく可能性は高い。