米国最大級のアマチュア・ボウリング大会である『USBCオープン選手権 (USBC Open Championships) 』に、2026年大会で過去最多級の参加希望が集まっていることが明らかになった。2026年3月から7月にかけてネバダ州レノで開催予定の本大会は、既に 11,000チーム以上 の登録意向が寄せられており、その需要に応えるため大会運営は1週間の日程延長を決定した。
当初、2026年大会は7月5日終了予定だったが、参加希望の高まりで期間を延ばし、 7月19日まで とする新たなスケジュールが発表された。
さらに、チーム登録の増加傾向を踏まえ、追加枠として7月分のスケジュールも開放される。登録は10月10日午前11時(東部時間)から開始され、誰でも追加枠に申込める。
この動きは、近年低迷していたボウリング競技の人気再燃とも読める。過去にレノで開催されたUSBCオープンでは、2011年に12,837チームという記録を打ち立てた実績があり、今回もその規模に迫る勢いだ。2023年のレノ大会では約9,565チームの登録にとどまったが、今回はそれを大幅に上回る可能性を秘めている。
運営側も、この人気の背景を重く受け止めている。レノのリゾートカジノ『エルドラド』『シルバー・レガシー』『サーカス・サーカス』が公式スポンサー兼宿泊地として協賛し、大会参加者に対して特別宿泊料金や施設優待を提供することで大会を支える体制を整えている。宿泊費は1泊あたり49~60ドルから設定され、リゾート料などの割引も適用される。
このような大掛かりな拡充対応は、USBCオープンが単なるアマチュア大会にとどまらない、競技界全体の盛り上がりを象徴する動きとも言える。ボウリング界の裾野が再び拡大しつつあるなか、日本を含む世界中のファンもその動向に注目しておきたい。