2025年PBAプロボウラー賞金ランキングTOP10

2025年PBA年間最優秀選手賞の候補

イーサン・フィオーレ 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet

7位:イーサン・フィオーレ(145,365 USD・約2,200万円)

イーサン・フィオーレは、2025年4月13日に開催された『PBAプレヤーズチャンピオンシップ(ジャクソン・ミシガン)』で、決勝でライアン・バーンズを232-179で破って自身初のPBAツアータイトル、かつメジャータイトルを獲得しました。

また、この大会においてフィオーレは予選・マッチプレーを通じてトップシードを獲得する活躍を見せ、48ゲームの予選で平均約227を記録しました。

この優勝によりフィオーレは“若手ながら大舞台で勝ち切った”という証を立て、今後の飛躍が期待される選手となっています。加えて、2025年のこの勝利で賞金ランキングの上位にも名を連ねる結果となりました。


8位:ティム・フォイJr.(140,625 USD・約2,100万円)

2025年シーズンにおいて、ティム・フォイJr.は PBA公式サイトによれば「ツアー最多となる6回のトップ5入り」を記録し、2025年PBAツアーで2番目に多くのトップ5フィニッシュを達成しています。

また、3月6日開催の『PBAスコーピオンチャンピオンシップ予選』では、12ゲーム合計で2,891ピン(+491)を叩き出し、240を超える平均スコアでフィールドをリードしました。

その結果、2025年のポイントランキングでは5位となる15,020ポイントを獲得し、賞金ランキングにおいてもトップ10入りを果たしています。

このように、フォイJr.は「優勝こそなかったが、上位入賞を継続して果たしたことで安定した上位争い選手」として、2025年シーズンを通じて存在感を示しました。


ジェイコブ・バターフ 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet 

9位:ジェイコブ・バターフ(115,455 USD・約1,700万円)

ジェイコブ・バターフは2025年4月20日『PBAトーナムント・オフ・チャンピオンズ』の決勝戦で、決勝進出まで5連勝というハードな道のりを経てトップシードのスヴェンソンに221-197で敗れ、準優勝を記録しました。また、この大会では準決勝を経て決勝に進出するなど、主要メジャー大会において高い競技レベルを示しました。

年間を通じて、バターフは2025年の賞金ランキングでトップ10入りを果たしました。これにより、準優勝だけでなく年間通して安定した成績を残していることが数字からも裏付けられ、次シーズンの飛躍が期待される選手であることが明らかです。


アンソニー・シモンセン 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet 

10位:アンソニー・シモンセン(111,350 USD・約1,700万円)

アンソニー・シモンセンは、2025シーズンの賞金ランキングでトップ10入りを果たしました。公式のシーズンレビューでは、ポイントランキング9位(13,015ポイント)という数値が記録されています。

また、3月30日に開催された『2025 USBCマスターズ』決勝戦では優勝したゲイリー・ヘインズに192-186で敗れ、準優勝という成績を残しました。

しかしながら、確認できる範囲では2025年におけるメジャータイトル獲得や多数の優勝回数の伸びは記録されておらず、トップ10入りを維持しているものの、飛び抜けた優勝実績が見えない静かなシーズンと位置づけられます。このため、シモンセンは依然として上位争いの実力者であり続けていますが、2025年には勝利を積み上げてトップを奪取する段階には至らなかったと言えるでしょう。


2025年シーズンの賞金ランキングTOP10は、タケットをはじめとするトップ選手たちの安定感と爆発力が際立った結果となった。各選手がメジャータイトルや高ポイント獲得を通じて実力を示し、ツアー全体を盛り上げた一年となったことは間違いない。

また、若手や復帰勢の活躍も見逃せない。フィオーレやフォイJr.などは初優勝や安定した上位入賞で存在感を示し、ベテラン勢との競争をさらに激化させた。これらの結果は、2026年シーズンへの期待を大きく高めるものであり、次なる戦いにも注目が集まるシーズンの締めくくりとなった。

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