国内最大規模のボウリングトーナメント『第47回STORMジャパンオープンボウリング選手権』が、10月31日についに開幕した。舞台は世界最大のボウリング場・稲沢グランドボウル(愛知県稲沢市)。男女合わせて総勢1,296名がエントリーし、4日間にわたる熱戦が幕を開けた。
初日の今日は、男子4人チーム戦と男子ダブルス戦が行われ、全国から集まったトッププロと実力派アマチュアが、初日からハイレベルな戦いを繰り広げた。
4人チーム戦:プロとアマが融合、チーム力で頂点へ
開幕戦を飾った4人チーム戦では、坂本就馬(59期:永山コパボウル)と宮澤拓哉(61期:パークレーン高崎/サンブリッジ)が率いる「チーム:片手投げの逸材たち2」が圧巻のパフォーマンスを披露。
アマチュアの八鍬良太、塚越翔太との息の合ったコンビネーションを見せ、強豪ひしめく216チームの頂点に立った。
個々の実力とチームワークが絶妙にかみ合い、まさに“片手投げの逸材”たちがその名にふさわしい活躍を見せた。
ダブルス戦:勢いそのままに、坂本&八鍬ペアが連続制覇!
チーム戦の勢いをそのままに、続くダブルス戦でも坂本と八鍬のペアが圧倒的なスコアでフィニッシュ。
一投ごとにリズムを刻み、互いの強みを引き出す見事な投球で会場を沸かせた。初日で2部門連続制覇という快挙を成し遂げ、序盤から大会全体のムードを一気に引き上げる堂々たる存在感を示した。
この大会の魅力のひとつは、プロとアマチュアが混合チームでエントリーできる点にある。普段は別々の舞台で腕を競う選手たちが、同じチームで力を合わせる姿は、まさに“ボウリングの祭典”の名にふさわしい。
男子の熱戦に沸いた初日。明日は、いよいよ女子の4人チーム戦とダブルス戦がスタートする。
男子の勢いに負けじと、女子も華やかに大会を盛り上げていきそうだ。
そして男子は、残るシングルス戦3ゲームでマスターズ進出をかけた正念場を迎える。9ゲームトータルで勝負が決まる予選の最終局面では、息を呑む展開が期待される。なお、今大会のシードプロは各部門に出場して投球を行うものの、マスターズ予選は免除され、明日のシングルス戦終了後、上位150名がその舞台へと進む。
ゆっくりと、しかし確実に熱を帯びていく4日間。日本中のボウリングファンが注目するこの大会。ここからが、まさに“真の戦い”の始まりだ。いよいよ、頂点を決める戦いが動き出した。