国内最大のボウリングトーナメント『第47回 STORMジャパンオープンボウリング選手権』は3日目を迎え、いよいよ大会は本格的な頂上決戦ステージに突入した。
この日は女子シングルス戦、男子マスターズ予選、女子クィーンズ予選がそれぞれ行われ、4日間にわたる戦いの行方を左右する重要な一日となった。
男子マスターズ予選:若手アマ・福満亮が堂々トップ通過!
男子マスターズ戦は、オールエベンツのスコアをリセットしてのゼロスタート方式で実施。8ゲームを終え、上位46名が準決勝進出を決めた。その頂点に立ったのは、ナショナルチームでも活躍する注目の若手アマチュア・福満亮。確かなライン取りと冷静なゲーム運びで、堂々のトップ通過を果たした。
続く2位には志摩竜太郎(55期:川口スプリングレーンズ)、3位には斉藤祐哉(49期:桜ヶ丘ボウリングセンター)、4位には安里秀策(59期:(株)コロナワールド)が続き、プロ勢もしっかりと上位に名を連ねた。
今大会はここまで、アマチュア勢の活躍がひときわ目立つ展開となっている。ベテラン勢が貫禄を見せる一方で、次世代の挑戦者たちが勢いを増している。
女子クィーンズ予選:坂本かやが貫禄の首位通過、姫路麗が猛追
女子クィーンズ予選では、坂本かや(49期:永山コパボウル)が貫禄のトップ通過。正確無比なショットと終盤の集中力で、堂々の首位に立った。2位には現女王・姫路麗(33期:フリー)が続き、さらに3位には2日目から勢いを維持するアマチュアの網代羅夢が食い込んだ。
2日目の“桜ヶ丘トリオ”の勢いそのままに、アマチュア選手が上位争いに割って入る構図は今大会を象徴している。プロとアマ、経験と若さが入り混じるこの大会の魅力が、まさに凝縮された1日だった。
最終日へ!逆転劇の主役は誰だ
最終日(11月3日)は、男子マスターズ・女子クィーンズともに準決勝6G、さらにダブルイルミネーション方式による決勝トーナメントが行われる。まだまだ逆転のチャンスは十分に残されており、誰が流れをつかむかはまったく読めない。
勝負の女神が微笑むのは、勢いに乗る若手か、それとも経験豊富なベテランか。稲沢グランドボウルが見届けるのは、まさに“今年度の真の王者決定戦”。
1,296名の頂点に立つのは、果たして誰なのか。運命の最終日が、いよいよ幕を開ける。