欧州シニアイベントの新章となる『欧州グランドシニア選手権2026(European Grand Senior Championships)』が、オーストリア・ウィーンで開催されることが発表された。主催団体である欧州ボウリング連盟(EBF)は、65歳以上を対象としたこの大会を偶数年ごとに実施することを決定しており、初回となる本大会は2026年1月30日~2月8日、ウィーンの「プラスボウリング」センターを舞台に行われる。
この大会は、従来の50歳以上対象『欧州シニア選手権(European Senior Championship)』とは別枠で、さらに高年齢層の選手を対象とする新設大会だ。操作感・競技環境ともに一新された仕様で、年齢を重ねた“熟練のボウラー”にとって、国際舞台での新たな挑戦の場を提供する。
ウィーン開催決定に際し、オーストリアボウリング連盟(ÖSKB)およびウィーン州ボウリング連盟(LVWB)は「一世代を超えて培われた技術とスポーツマンシップを、ボウリングレーンで再び結集できる機会を大変光栄に思う」とコメント。過去に同都市で開催されたシニア大会の実績も踏まえ、「最高の環境でフェアかつ刺激的な大会にしたい」と意欲を示している。
競技方式については、オイルパターン長41フィートと決定され、条件は従来よりやや長めに設定。技術と戦略が問われるレーン環境が予想されており、出場選手には十分なコンディション準備が求められる。
今回のグランドシニア枠の新設により、欧州シニアボウリング界は新たなステージに突入する。熟練選手たちが“第二のキャリア”として集い、年齢を重ねてなお競技力・情熱を維持する姿が注目される。2026年初春、ウィーンのボウリングレーンでどのような名勝負が繰り広げられるか、世界中のファンが期待を寄せている。