日本のトッププロボウラー・斎藤祐太が、再びアメリカの地へ挑む。12月11日から14日まで開催される『PBAリージョナル・インビテーショナル2025(リージョナル招待大会・RPI)』への出場が決定し、日本代表として2年連続での参戦となる。世界最高峰のボウラーが集う舞台に、再び日本人の名前が刻まれる瞬間だ。
今回のインビテーショナルは、アメリカ国内で行われる各リージョナルツアーの上位選手を中心に、海外では日本とスウェーデンのみが参戦する特別な大会。その中で、日本からただ一人選ばれたのが斎藤だ。
Bowling Agent(ボウリング・エージェント)では、出発を目前に控えた斎藤に独占インタビューを実施。アメリカでの戦い、日本との違い、そして“両手投げの時代”にどう向き合うのか。その一言一言から、ボウリングという競技への深い理解と情熱が伝わってきた。
PBAインビテーショナルとは? 仕組みと日本代表選出の裏側
―今回がPBAインビテーショナルへの2回目の挑戦になるんですね。
斎藤祐太(下記斎藤):そうです。昨年に続いて2年連続の挑戦になります。海外からの参加はスウェーデンと日本だけで、アメリカ以外の国ではこの2カ国だけなんです。
―リージョナルツアーというのはどういう仕組みですか?
斎藤:PBAのリージョナルツアーはアメリカ国内の各地域、例えばミッドウエストやイーストなどで開催されています。日本はアメリカ国外で初めてこのツアーを導入した国なんです。今年からスウェーデンも加わり、初めてスウェーデンリージョナルがインビテーショナルに参加します。
―日本では年間どのくらい開催されているのですか?
斎藤:年に6大会ほどあります。その年間ポイントの上位選手がインビテーショナルに招待される仕組みですね。
―招待はどのように届くんですか?
斎藤:日本での運営を担当している「ジャパンボウリングプロモーション」から、該当選手に「今年は権利がありますが参加しますか?」と連絡が来ます。
―今回は日本からはお一人だけ?
斎藤:はい。今年は私1人だけの出場になります。同時開催でPBA50というシニア部門のインビテーショナルもあり、そちらには九州の桜庭良弘プロが出場します。