アメリカのあるボウリング場がリーグ参加者に向けて送った「お知らせ」が、現地で話題になっている。理由は“パーフェクトゲームが多すぎるから対策を行う”という、前代未聞の内容だったためだ。
管理側の文書によると、今季のリーグ戦では異常に多くの300点ゲーム(パーフェクト)が出ているとのこと。この状況が「リーグのバランスと公平性を損ねている」として、以下の“改善策”を実施すると発表した。
- レーンコンディションをより厳しい基準に変更
- リーグ中にランダムでボール検査を実施
- スコア動向を監視し、不正があれば報告
文章では「選手の技術向上は認めるが、300点ゲームが出過ぎているため、レーンや道具の規則面に問題がある可能性がある」と説明。しかし、ボウラーの間では「努力してスコアが出るのは悪いことではない」「上手く投げたら疑われるのか」と批判が噴出している。
本来パーフェクトゲームは祝福されるべき成果だが、同センターは「頻発するとプレーの価値が損なわれる」と主張しており、その考え方自体が論争を招いている。実際、文書にも「レーンの prestige(威信)を守るため」と記されており、センター側の“メンツ”が理由の一つであることがうかがえる。
SNSでは「投げ手のせいではなくレーン整備の問題では?」「そんなに嫌ならスポーツコンディションにすればいい」といった冷静な意見も多く、対策の方向性には疑問の声が広がっている。
パーフェクトゲームが原因で“規制強化”という、異例の展開。アメリカのボウリング界で、また新たな議論が生まれそうだ。