JPBAプロボウラーの浅田梨奈のX（旧Twitter）アカウントが第三者に乗っ取られたことが分かり、ボウリング界で注意の声が広がっている。乗っ取り犯は浅田のプロフィールを改ざんし、名前を『山下昌吾』と変更。肩書きも“デジタル資産セキュリティ”“暗号資産リカバリーアドバイザー”と名乗り、さらに「詐欺の調査も行っています」と記すなど、悪質な詐称行為を行っていた。
最初に異変を察知し、ファンへ注意喚起を行ったのは、渡辺けあき、小林よしみ、岩見彩乃らJPBAの仲間たち。自身のSNSで「浅田プロのアカウントが乗っ取られています」「絶対に返信やDMのリンクを踏まないように」と発信し、被害拡大を防ぐため素早く情報を共有した。
現在、浅田梨奈本人は新しいXアカウントを開設し、そちらのフォローを呼びかけている。元のアカウントは犯人に支配されている状態のままで、浅田本人の投稿は一切できない状況が続いている。
SNS乗っ取りは国内外で急増しており、特に著名人のアカウントが暗号資産詐欺に利用されるケースが後を絶たない。被害報告を行っても、必ずしもアカウントを取り戻せるとは限らず、慎重な運用と二段階認証の導入が重要だ。
今回の浅田のケースは、ボウリング界に限らずSNS利用者全体への警鐘とも言える。ファンやフォロワーは、本人を装った投稿やDMに注意し、不審なリンクや勧誘に応じないよう強く求められている。