日本女子代表トリオが世界の強豪を破り、メダル獲得を確定させた。12月2日に行われた2025年『世界ボウリング選手権(IBF World Championship)』女子トリオ戦で、日本代表の泉宗心音、渡辺希哩、佐藤悠里の3名が、激戦を勝ち抜いて決勝トーナメント進出を決めた。
女子トリオのセカンドラウンドでは、日本、マカオ、アメリカの3チームが15ポイントで並ぶ異例の三つ巴状態に突入。規定により1ゲームのプレーオフが実施され、プレッシャーのかかる一投一投が勝敗を左右した。日本は落ち着いた投球と確かなチームワークで試合を制し、メダル確定となる決勝トーナメント進出を自らの手でつかみ取った。
日本代表コーチの山下知且氏は、自身のXアカウントで「チームUSAに勝って、そしてまたチームUSAとマカオに勝ちメダル確定。感動しました。決勝はクイーンエリザベススタジアム特設レーン!思い切り暴れてくれ!」と喜びを語り、選手たちの奮闘を讃えた。
世界ボウリング選手権は11月24日〜12月5日に開催され、31カ国・300名超 が参加する大規模イベント。男子28チーム、女子22チームが世界一を争う。メイン会場トップボウルには40レーンが設置され、国際大会仕様の環境が整えられている。
女子トリオ決勝を含む決勝ステージは、香港島・湾仔地区のクイーンエリザベススタジアムに特設レーンを設けて実施され、約1,500席規模のアリーナで行われる。
日本女子トリオは、強豪アメリカとマカオを連破して勝ち取った価値ある決勝進出。メダルの色をさらに輝かせられるか、世界の注目が集まっている。