日本プロボウリング協会(JPBA)は12月2日、36期生プロボウラー中森正巳氏(1997年にプロ入り、ライセンスNo.899)が逝去したと発表した。享年62。協会は公式発表で「故人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に代わりまして生前のご厚誼に感謝申し上げます」と述べ、深い哀悼の意を示した。
中森プロはLTBボウル水前寺(熊本市)に所属し、長年にわたり幅広い世代のボウラーと交流してきた。温厚で誠実な人柄はプロ仲間からもファンからも慕われ、所属センターでは初心者から競技者まで多くのボウラーに寄り添う指導を続けていた。
また、競技活動にとどまらず、地域ボウリング文化の普及にも力を注いだ。リーグ戦や地域イベントでは欠かせない存在で、会場を明るくする振る舞いや、後進ボウラーへの温かい助言は多くの人々の記憶に残っている。
ボウリング界に温かな影響を与え続けた中森氏の訃報は、多くの人々に深い悲しみをもたらしている。地域に根ざし、選手としても指導者としても信頼を集めたその姿は、今後も語り継がれるだろう。協会は故人の功績を称え、心より哀悼の意を表している。