緒方美空、クイーンズOPを語る!“視界が輝いた”成長の2日間【独占】

緒方美空 写真:ご本人提供

『第46回JLBCクイーンズオープンプリンスカップ』で3位に入賞した緒方美空(JPBA55期)が、激闘の2日間で感じた手応えと成長を語った。今回の大会は、結果以上に“自分を一段押し上げてくれた舞台”だったという。

緒方はAシフトを8位(シード)で予選通過。決勝トーナメント2回戦では、1ゲーム目で岸田有加にリードを許したものの、続く2ゲーム目で279という圧巻のスコアを叩き出し、トータルピンで逆転勝利。この勢いをそのまま持ち込み、準決勝シュートアウト進出を果たした。

準決勝は緒方を含む4選手によるシュートアウト形式で実施され、優勝まであと一歩届かなかったものの、堂々の3位という大きな成果を残した。

大会を振り返り、緒方は冷静にこう語る。「どの試合も最後まで展開が読めず、これほど打ち合いになる勝負は自身初めてでした。気持ちが折れそうになる場面もありましたが、後ろで支えてくれた彩音や応援の皆さんのおかげで、最後まで投げ切ることができました。トーナメント中、“こんな世界があるのか”と思うほど視界が輝いて見え、自然と笑顔でプレーできた自分に驚いています」

緒方美空(左)緒方彩音(右)写真:緒方美空ご本人提供

一方で、妹の緒方彩音(同55期)は決勝トーナメント1回戦で敗退。しかし、その悔しさを抱えながらも、姉を全力で支え続けた。「彩音はずっと応援してくれていて、誰よりも感情を込めて一緒に戦ってくれました。『本当に頑張っていて格好良かった』と言ってもらえたことが、何より嬉しかったです。姉妹でこれからも高め合っていきたいと、改めて強く思いました」

そして最後に、緒方は前を見据える。「もちろん悔しさはありますが、それ以上に“今の実力でここまで戦い抜けた”という実感が大きいです。次の試合では、今回見えたあの“キラキラした景色”を再び見られるよう努力していきます」

姉妹で支え合いながら歩む二人の道のりは、女子プロボウリング界の新たな物語を感じさせた大会となった。

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