国際的なボウリング大会のひとつ、『Storm 4th No Urethane Open 2026』が、4月13日から26日までフィンランド・ラハティのラハティボウルセンターで開催される。本大会は名前の通りウレタンボール禁止という独自ルールを採用し、技術と戦略を問う競技として多くの注目を集めている。
この大会は2023年から継続して開催されている。近年、ボウリング界ではウレタン素材のボールがレーンコンディションに与える影響や競技バランスの観点から議論が高まっており、ウレタン禁止という明確な方針を掲げる『No Urethane Open』は、その潮流を象徴する大会のひとつとなっている。ウレタン使用を制限する動きが国際的に広がる中で、トッププロやボウラーからの関心も高まっている。
本大会の最大の特徴は全フレームでウレタンボールが使用できない点だ。選手はすべての最初の投球でリアクティブカバーストックのボールを使わなければならず、ウレタンボールの使用は厳格に禁止されている。ウレタンに頼らないことで、レーン状況の変化やライン選択、精密なコントロールがより重要になる競技設計となっている。
大会は6ゲームの予選ラウンドから始まり、必要に応じてラウンドロビン方式(参加選手が全員と総当たりで対戦する形式)の本戦へ進出する形式だ。上位に進んだ選手は戦略的な投球が求められ、技術だけでなく適応力と読みの深さも勝敗を分ける。
一方、賞金制度は国際大会として十分な規模を持つ。賞金総額は4万ユーロ(約520万円前後)で、チャンピオンには8千ユーロ(約104万円前後)が贈られる。また、決勝ラウンド進出者には最低400ユーロ(約5万円前後)が設定されており、上位だけでなく多くの選手が実入りを得られる構造になっている。
過去大会でも12か国以上から230人を超える選手が集まり、ウレタン禁止ルールと高額賞金の組み合わせが高く評価された。2026大会もエントリーが順調に伸びており、例年以上の盛り上がりが予想される。ウレタン使用に関する議論が続く中、同大会は今後のボウリング界における用具規制や競技スタイルのあり方を考えるうえで重要な位置づけになっている。