本間由佳梨、宮崎へ!国民スポーツ大会を見据えた新たな挑戦【独占】

本間由佳梨 写真:ご本人提供

ボウリング競技を取り巻く環境や制度運用は、近年大きく変化しており、それに伴いプロボウラーの活動の幅も着実に広がっている。そうした流れの中で、競技人生に新たな可能性を見出し、これまでとは異なる道を選択するプロも増えつつある。

北海道を拠点に活動してきた本間由佳梨も、その一人だ。宮崎で新たな挑戦の機会に恵まれたことをきっかけに、活動拠点を宮崎へ移す決断を下した。新天地で何を目指し、どのような未来を描こうとしているのか。その思いに迫った。


新天地・宮崎で始まる新たな挑戦

―宮崎県スポーツ協会所属となり、新しい挑戦が始まります。今の率直な気持ちは?

本間由佳梨(下記本間):まさか自分が北海道を離れて活動する日が来るとは思っていませんでした。環境が変わることへの楽しみもありますが、それ以上に、選手として求められる役割をしっかり果たしたいという思いの方が大きいです。

―宮崎での挑戦を決めたきっかけは?

本間:宮崎での活動の可能性についてお話をいただいたことが、今回の大きなきっかけでした。もともと試合などで訪れるたびに、宮崎の雰囲気や人の温かさに魅力を感じていましたし、さまざまなタイミングが重なった中で、宮崎を拠点に新たな挑戦を始める決断に至りました。


九州ブロック突破の壁。チーム戦がカギを握る国スポへの道

―九州ブロック大会や国スポに向けて、どんな難しさがありますか?

本間:個人で良い成績を出せても、チームとして結果を残せなければ前に進めないと聞いています。8県が参加する九州ブロック大会の壁は決して低くはありませんが、チームで力を合わせて乗り越え、今年の青森国スポ(青の煌めきあおもり国スポ)出場を目指したいと思っています。

―決断は即断即決でしたか?葛藤はありましたか?

本間:これまでの取り組みを評価して声をかけていただいたことが、まず何よりありがたかったです。自分にとって今、何が一番プラスになるのかを考え、前向きに決断しました。

―JAPAN BOWLING(JB)としての活動は何年ぶりになりますか?

本間:プロ入りと同時に離れているので、2013年にプロになって以来になります。


「一人じゃない」チーム戦がもたらす不安と安心

―西日本選手権や全九州選手権など、チーム戦が続きます。不安はありますか?

本間:プロトーナメントとは雰囲気も違うでしょうし、久しぶりのチーム戦なので、不安がまったくないわけではありません。環境も変わったばかりですし、緊張感はありますね。

―チーム戦ならではのプレッシャーは、強みになると思いますか?

本間:“一人じゃない”という感覚は大きいです。自分がうまくいかない時でも仲間がカバーしてくれると思えることが、逆に安心感につながっています。もちろん『打たなきゃいけない』というプレッシャーもありますが、私はどちらかというと『味方がいるのは心強い』と感じています。

―九州の強豪県や、強化練習のイメージは?

本間:九州は、私がジュニアの頃から強い県が多い印象があります。宮崎県としても、強化練習会はしっかり組み込まれているようです。


本間由佳梨 写真:ご本人提供

宮崎で始まる新しい日常。練習が仕事、地域とともに生きる

―宮崎での活動体制について教えてください。

本間:アスリートとして活動できる環境を整えていただいているので、練習やトレーニングに集中できるのは本当にありがたいです。ある意味、「練習が仕事」だと感じています。その一方で、競技だけに向き合うのではなく、日々の活動の中で人と関わる時間も大切にしたいと思っています。

ボールのドリルをしたり、お客様と会話をしたり、そうした日々の積み重ねが、結果的にボウリング場や業界への貢献につながればうれしいです。

―育成への関わりについては?

本間:競技活動と並行して、選手育成にも携わらせていただく予定です。

―宮崎の気候や土地柄について、不安や楽しみは?

本間:冬は温暖で過ごしやすい印象がありますが、台風など、北海道ではあまり経験のなかった気候については少し不安もあります。

―宮崎県連での立ち位置や、リーダーシップについては?

本間:宮崎県出身で、学年が一つ上の前屋瑠美プロには、競技面だけでなく生活面でも頼らせていただく場面があると思います。相談しながら、支え合いながら、自分自身も成長していけるよう頑張りたいです。


JB登録という選択。プロとしての立場と現実

―プロが県連に入る(JB登録)ことについて、どう捉えていますか?

本間:立場や競技環境の違いは、簡単に割り切れるものではないかもしれません。ただ、さまざまな大会に挑戦できる選択肢が広がったことは、前向きに受け止めています。一つ一つの試合経験が、結果的に自分自身のステップアップやスキルアップにつながっていくと思っています。


国スポのその先へ。人とともに歩む2~3年後のビジョン

―2~3年後のビジョン、結果以外で大切にしたいことは?

本間:宮崎国スポを一つの目標にはしていますが、それがゴールではなく、今後の活動につながる通過点だと考えています。国スポをきっかけに宮崎が注目され、盛り上がっていく――そんな流れも視野に入れて活動していきたいです。

結果はもちろん大切ですが、人とのつながりやチームの雰囲気づくりも大事にしながら、同じ方向を向いて高め合っていけたらと思っています。

―最後に、北海道と宮崎、それぞれのファンの皆さんへ一言お願いします。

本間:これまでずっと支えていただき、本当にありがとうございます。今の自分があるのは北海道の皆さんのおかげだと思っています。活動拠点が変わっても、そのつながりは大切にしていきたいですし、引き続き応援していただけるとうれしいです。

そして、新しいご縁を大切にしながら、宮崎の皆さんと一緒にこれから頑張っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


本間由佳梨にとって、今回の宮崎移住は、単に「結果を出すため」だけの挑戦ではない。一つ一つの経験を通過点としながら、宮崎のボウリングがより注目され、人が集い、次へとつながっていく。その思いは、言葉の端々から自然と伝わってきた。

北海道で積み重ねてきたキャリアと、宮崎で始まる新たな挑戦。本間の歩みは、静かに、しかし確かな意思を持って続いていく。

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