ウレタンボール規制が世界で加速!IBFが2026年新ルールを発表

2025 IBF世界ボウリング選手権

国際ボウリング連盟(IBF)は、近年議論が続いていたウレタンボールに関するルール変更を発表し、2026年以降の競技環境に大きな影響を与える方針を示した。今回の変更は、競技の公平性とレーンコンディションの維持を目的としたもので、各国・各大会に広がる規制強化の流れを象徴するものとなっている。

新ルールの柱となるのは、ウレタンボールの硬度基準である。IBFは、一定条件下で使用されるボールに対し最低硬度78Dを求める方向性を打ち出し、従来問題視されてきた“オイル吸収が遅い高性能ボール”への対応を進める。これにより、レーンパターンが本来の設計意図から大きく崩れる現象の抑制が期待されている。

背景には、ウレタンボールの使用増加による競技バランスの変化がある。特にトップレベルの大会では、特定のボールが過度に有利となるケースが指摘されており、選手間の公平性や技術的な多様性の低下が課題となっていた。こうした状況を受け、IBFは国際基準の見直しに踏み切った形だ。

今回のルールは、すべての大会に一律適用されるわけではなく、競技レベルや大会の性質に応じて段階的に導入される見込みだ。プロ・エリート大会ではより厳格な制限が適用される一方で、育成世代やローカル大会では柔軟な運用が続く可能性もある。

近年は、アイルランドやマレーシア、香港など各国でも同様の規制が導入されており、ウレタンボールを巡るルール整備は世界的なトレンドとなっている。IBFの今回の決定は、その流れを決定づける動きとも言え、今後は各国連盟やツアー団体の対応にも注目が集まる。

ボウリングにおける用具と競技性のバランスは、常に議論の中心にあるテーマだ。2026年のルール変更は、プレースタイルや戦略にも影響を与える可能性があり、選手・メーカー双方にとって新たな時代の到来を示す重要な転換点となりそうだ。

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