アミューズメント業界で存在感を高めるGENDAグループが、ボウリング事業の拡大に動いた。グループ会社であるGENDA GiGO Entertainmentが、東急レクリエーションのボウリング事業を吸収分割により承継する見通しであることが明らかになった。
3月19日付の官報に掲載された「吸収分割公告」によると、東急レクリエーションが運営するボウリング事業に関する権利義務をGENDA側が引き継ぐ形となる。対象には「とうきゅうボウル」湘南店や葛西店などが含まれるとみられ、具体的な条件は明らかにされていないものの、ボウリング施設の移管が進む可能性が高い。
また同時に公開された東急レクリエーションの最終貸借対照表(2025年12月31日時点)によると、総資産は約550億円、純資産は約275億円と安定した財務基盤を有していることも確認された。負債は約278億円となっており、一定の規模を持つ事業の一部が今回の再編対象となることになる。
GENDA GiGO Entertainmentは、ゲームセンターを中心としたアミューズメント施設の再生・運営を主軸とし、近年は積極的なM&A戦略で事業領域を拡大。ボウリングを含むリアルエンターテインメント分野への進出を強めており、今回の動きもその流れの一環とみられる。
国内ボウリング業界では、施設の老朽化や市場縮小といった課題が指摘される中、大手資本による再編が加速している。GENDAによる今回の事業承継は、業界構造の変化を象徴する動きとも言えそうだ。
ゲームセンターとボウリングという親和性の高い業態の融合により、施設価値の再構築や新たな集客モデルの創出も期待される。今後の展開は、日本のボウリング業界に大きな影響を与える可能性がある。