米国ボウリング界で、ひとつの偉大な節目が刻まれた。ペンシルベニア州のベテランボウラー、ロバート・ストウト・ジュニアが、2026年のUSBCオープン選手権に出場し、50年連続出場という前人未到の記録を達成した。
現在72歳のストウトは、1976年の大会から毎年出場を続けており、半世紀にわたって同大会に立ち続けてきた。2026年大会の開催地であるネバダ州リノのナショナル・ボウリング・スタジアムでその節目を迎え、記念として表彰も行われた。
初出場となった1976年大会では、チーム戦の初戦でいきなり200点台を記録するなど、印象的なスタートを切ったという。それから長い年月を経てもなお、「毎年参加すること自体が大切」と語り続けてきた姿勢こそが、この記録の原動力となっている。
ストウトはこれまでに数多くの仲間とレーンに立ち、その多くがすでに他界していると振り返る。それでも大会に足を運び続ける理由について、「仲間と会い、ボウリングを楽しむことが大事」と語り、競技以上の価値を見出している様子を見せた。
競技面でも印象的な記録を残しており、1984年には660シリーズを記録。2013年にはパーフェクトに迫るゲームも経験するなど、長年にわたり安定したパフォーマンスを発揮してきた。
2026年大会は122回目の開催となり、5万5千人以上、約1万1千チームが参加する世界最大級のボウリング大会として知られる。その舞台で50年連続出場という記録を打ち立てたストウトの存在は、競技の歴史そのものを体現するものと言える。
「これからも毎年参加したい」。その言葉通り、ストウトの挑戦はまだ終わらない。ボウリングへの情熱が続く限り、その記録はさらに更新されていく可能性がある。