登録者13万人を超えるYouTubeチャンネルOneHandedBowlingが公開した動画『How to Kill Bowling(ボウリングを衰退させる方法)』が、ボウリング界の衰退を巡る分析として注目を集めている。
動画ではまず、かつての栄光が強調される。1980年にはPBA中継が2,270万人の視聴者を記録し、平均でも1,200万〜1,400万人が視聴していた時代があった。
その基盤を築いた人物として登場するのが、PBA創設者のエディ・エリアスだ。弁護士でありながらツアーの仕組みを構築し、現在のプロボウリングの形を作り上げた存在として紹介されている。
しかし動画の本質は、そこからの“崩壊”にある。特定の誰か一人の責任ではなく、複数の要因が重なった結果として人気が落ちていったと指摘されている。
例えば、ケーブルテレビの普及による視聴者の分散、リーグ人口の高齢化と若年層の取り込み失敗、そしてツアー側が大規模な育成システムを構築できなかったことなどが挙げられている。
また、テレビ契約の変化も象徴的だ。かつては放送局が放映権料を支払っていたが、後には逆にPBA側が放送枠を維持するために費用を支払う構造へと変化。競技の価値低下を示す大きな転換点となった。
さらに現在の状況として、スポンサー規模の縮小や競技参加者の減少も指摘されている。かつてはフォードやコカ・コーラといった大企業が支えていた一方、現在はより小規模なスポンサーが中心となっている。
動画は「誰か一人がボウリングを壊したわけではない」としながらも、積み重なった判断や環境の変化が、結果的に競技の地位を大きく低下させたと結論づけている。