米フロリダ州マイアミのボウリング場で、“信じがたい主張”を伴う窃盗事件が発生した。約6万ドル(約900万円)のバッグを持ち去った男が、「拾ったものは自分のもの」と主張しているという。
事件は2025年12月24日、市内のボウリング場で発生。被害者がレーン付近に置いていた黒いバッグが、プレー中に忽然と消えた。中には現金約9000ドルに加え、5万1000ドル相当の金製品、さらに複数のパスポートが入っていたとされる。
防犯カメラには、男がバッグを手に取り、そのまま店外へ立ち去る様子がはっきりと映っていた。警察は車両ナンバーなどから容疑者を特定し、後に逮捕へと至った。
しかし、取り調べで男が口にしたのは、常識を疑うような言葉だった。「拾ったものは自分のもの」。バッグは“置き去りにされていた”とし、自らの行為を正当化する姿勢を見せたという。
当然ながら当局はこの主張を認めず、重窃盗などの容疑で立件。さらに容疑者は、現金や貴金属、パスポートをすでに処分したと供述しており、被害の回復は極めて困難とみられている。
一瞬の隙を突いた犯行、そして常識を逸脱した言い分。日常の延長線上で起きたとは思えない今回の事件は、防犯意識の重要性とともに、「当たり前」が通用しない現実を強く印象づけるものとなった。