JPBA女子プロボウラーの安藤瞳が、4月1日に自身のYouTubeチャンネルで動画制作に込めた思いを語り、多くのボウリングファンの共感を呼んでいる。
安藤は、長年続けているチャンネルについて「ボウリングを始めたばかりの人から上級者まで、多くの人の悩みに寄り添いたい」という思いで運営していると説明。その背景には、自身の経験が大きく影響しているという。
安藤は中学3年生で本格的にボウリングを始め、21歳でプロ入り。しかし、幼少期から経験を積んできた選手とは異なり、「ほとんど何も分からない状態でプロになった」と振り返る。技術だけでなく競技の仕組みや環境についても理解が十分でないまま飛び込んだことで、多くの苦労を経験してきた。
特に印象的なのは、「分からないことが分からない」という状態だったことだ。どこでつまずいているのかも分からず、疑問を持つことすら難しい。そうした状況の中で試行錯誤を重ねながら、少しずつ前に進んできたという。
また、当時は気軽に質問できる環境も少なく、「今さら聞いたら恥ずかしいのではないか」「迷惑ではないか」と感じ、悩みを抱え込むこともあった。手が血だらけになるほど無理をして投げ続けながらも、それを相談できなかった経験も明かしている。
こうした経験があるからこそ、現在の動画では同じように悩む人に寄り添いたいという思いが強い。「聞きたいけど聞けない」「何が分からないのか分からない」といった声に応えられる存在でありたいと語る。
さらに安藤は、ボウリングは本来楽しいものであると強調する。悩みや壁によってその楽しさが失われてしまうことを防ぎたいという思いも、動画制作の大きな原動力となっている。
分からない状態からスタートした経験があるからこそ、伝えられる言葉がある。安藤瞳の発信は、技術解説にとどまらず、ボウリングに向き合うすべての人の背中を押す存在となっている。