広島オープン、宮澤拓哉・寺下智香が優勝。広電ボウル最後の大会が閉幕

寺下智香 写真:ご本人提供

第31回中国新聞杯広島オープンボウリングトーナメントが、4月11日・12日の2日間にわたり広島市の広電ボウルで開催され、同会場での最後の大会として幕を閉じた。長年にわたり地域のボウリング文化を支えてきた広電ボウルの節目となる大会は、多くの関係者とファンに見守られながら行われた。

同大会は中国新聞社と広島県ボウリング場協会が主催する伝統ある大会で、今年で31回目を迎える。会場となった広電ボウルは開場から55年の歴史を持つが、2026年5月下旬での閉館が決定しており、今回が同施設での最後の開催となった。

男子は61期生の宮澤拓哉(パークレーン高崎・上武大学・サンブリッジ)が優勝。予選から安定したスコアで首位通過を果たすと、その勢いのまま決勝でも力を発揮し、頂点に立った。

決勝では、地元広島の高校1年生で17歳のアマチュア・高野翔太と対戦。唯一決勝に進出したアマチュアとして健闘を見せたが、宮澤が経験と実力で上回り、優勝を手にした。

女子は47期生の寺下智香(神戸六甲ボウル・サンブリッジ)が優勝。決勝を1位で通過すると、安定した試合運びでそのまま栄冠を掴んだ。

決勝では、昨年度女子プロボウリング新人戦準優勝の金子萌夏(55期生・相模原パークレーンズ)と対戦。ここでも寺下が経験の差を見せ、勝利を収めた。

広電ボウルは、寺下の夫であるプロの津島健次がかつて所属していたゆかりのある会場でもある。優勝後のインタビューでは「長い間お疲れ様でした」と感謝の言葉を述べ、そのコメントが印象を残した。

また表彰式では、広電ボウルのスタッフや関係者へ花束が贈られ、長年の運営への感謝が示された。関係者からは「ボウリング場はなくなっても、レジャー部門としてワクワクを届けたい」と来場者への感謝の言葉も語られた。

歴史ある大会と会場の節目となった今大会。広電ボウルの最後の大会として、多くの記憶とともにその幕を閉じた。

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