ボウリングファンの間で話題となっているYouTubeチャンネル『星Pチャンネル』に、2025年JPBA女子ランキング1位の石田万音が出演。その内容が注目を集めている。
同チャンネルは、これまで延べ10万人にボウリングを指導してきたプロ・星野宏明によるYouTubeチャンネルで、トッププロとの対談や技術解説を発信。石田は4月25日に公開された動画に出演し、対談企画の第2弾として登場した。
動画では、トッププロとしての実績だけでなく、石田の意外な一面や独自の考え方が随所に語られた。2025年シーズンはポイント・賞金ランキングで頂点に立ち、さらに3連勝を記録するなど圧倒的な成績を残した石田。しかし本人は「最近は好調とは思っていない」と語り、好不調に関わらずレーンに対して柔軟に対応する“アジャスト力”こそが結果につながっていると明かした。
中でも印象的だったのが、助走(ステップ)の変更にまつわるエピソードだ。もともと6歩助走だったスタイルを、シンプルな発想から5歩助走に戻したところ、結果的に3連勝につながったという。「ボールの勢いが良くなるのでは」という直感的な判断が、大きな成果を生んだ形だ。
また、フォームに対する考え方も独特だ。「これが正解」という固定の形は持たず、その時のコンディションや自分の状態に合わせて試合中でもフォームを変化させるスタイル。状況に応じて“より良い方向”を選び続ける柔軟さが、トップレベルで戦い続ける理由の一つとなっている。
競技人生のスタートは4歳。両親の影響でボウリングを始め、水泳との両立を経て競技に専念。水泳で培った柔軟性や体の強さが現在のダイナミックなフォームにもつながっているという。
さらに、将来を見据えた行動力も印象的だ。怪我などで競技ができなくなった場合に備え、高校時代にはExcelやWordを学び、英語にも取り組んでいたことを明かした。最終的にはアメリカでの活躍も視野に入れているという。
動画内では、4月から約1か月間のアメリカ遠征を予定していることにも言及。海外での経験を経て、さらなる成長が期待される。
トッププロとして結果を残し続けながらも、常に試行錯誤を繰り返す石田万音。その“感覚と柔軟性”に支えられたスタイルは、ボウリング界における新たな成功モデルとして注目されている。
実績と素顔の両面が垣間見える今回の対談は、競技者のみならず多くのファンにとっても見応えのある内容となっている。