“脱ウレタン時代”へ。Ebonite『Turbo X NU』をトミー・ジョーンズ解説

トミー・ジョーンズ 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet

アメリカの人気ボウリングブランドEbonite(エボナイト)が、新作ボール『Turbo X NU』の発売を発表した。近年、ウレタンボール規制が強化される中、“Not Urethane(NU)”カテゴリーの新たな選択肢として注目を集めている。

Turbo X NUは、Eboniteの伝統シリーズ『Turbo X』をベースに開発されたモデル。ウレタンに近いコントロール性能を持ちながらも、従来のウレタンや他のNUボールより大きなフレアを生み出す設計となっており、ミッドレーンでの強さと安定した軌道を両立しているという。

Eboniteは製品説明の中で、「単なるNUボールではなく、勝負どころで使うための“戦略的パフォーマンスボール”」と位置づけている。

この新作について、PBAスターのトミー・ジョーンズも実投レビュー動画を公開。短いコンディションやトーナメント向けボールとして高く評価した。

ジョーンズは動画内で、「最近のルール変更を考えると、こういう選択肢を持っておくことは重要」と説明。Turbo X NUについて、「直進性が高く、非常にスムーズでコントロールしやすい動き」と語った。

特に、ショートパターン攻略での有効性を強調しており、「ウレタンでは長く対応できない場面でも、このボールが次の選択肢になる」とコメント。さらに、「トーナメント用のボールとして非常に価値がある」と評価している。

一方で、一般的なハウスコンディション向けではなく、あくまで“競技向け”である点も強調。「毎回使うボールではない。どういう状況で使うべきか理解することが大切」と、上級者向けの戦略ボールであることを説明した。

Turbo X NUには『Turbo Core』と『NU Active Cover』を搭載。仕上げは500/1000 Siaairとなっており、他のNU系ボールよりやや強めの表面加工が施されている。カラーはパープルグレー系となっている。

近年、PBAやUSBCではウレタンボールに関するルール変更や硬度問題が大きな話題となっており、各メーカーは“ポスト・ウレタン時代”を見据えた開発を進めている。Turbo X NUも、その流れの中で誕生した最新モデルと言えそうだ。

Eboniteの伝統シリーズが、新時代のトーナメント戦略ボールとしてどこまで浸透するのか。今後のPBAツアーや競技シーンでの使用状況にも注目が集まりそうだ。

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