アメリカ・バージニア州出身の18歳、クレイトン・ワシントンが、ミネソタ州ミネアポリスで開催された『2026 Junior Gold Championships』のU18男子部門で優勝を果たした。全米から集まった915人の男子選手の頂点に立ち、ジュニア世代最高峰のタイトルを獲得するとともに、Junior Team USA入りも決めた。
大会は7日間にわたって開催され、ワシントンは予選4日間を35位で通過。その後のアドバンサーラウンドを勝ち抜き、最終的には16位シードとしてマッチプレーへ進出した。
決勝トーナメントでは一気に勢いに乗る。初戦で第1シードを破る金星を挙げると、その後も3連勝を飾り、テレビ決勝ステップラダーではトップシードを獲得。タイトルまであと1勝という有利な立場で最終決戦へ臨んだ。
しかし、最初の決勝戦を落としたことで、優勝の行方は「勝った方が王者」となる最終決定戦へ。互いにストライクを重ねる緊迫した展開の中、勝敗は最後の10ピンスペア1投に委ねられた。
そのプレッシャーのかかる場面で、ワシントンは見事にスペアを成功。決定的な一投を決め、全米ジュニアチャンピオンの座をつかみ取った。
優勝後も実感は湧いていないという。「夢のようです。915人の中で自分が1位になったなんて、本当に信じられません。今でも毎日のように『本当に優勝したんだ』と実感しているところです」
ワシントンは2歳からボウリングを始めた。父親が35年間勤務する地元ボウリングセンター『Bowl America Southwest』で腕を磨き続けてきた。「父は2歳の頃からずっとコーチをしてくれました。この優勝は自分のためだけでなく、父のためでもありました」
決勝では家族も会場で見守っていたが、父親は緊張のあまり最後の投球を見ることができなかったという。一方で、姪だけが最後の一投をしっかり見届けていたと明かした。
ボウリングを続けてこられた理由については、「自分はとても負けず嫌い。兄弟もボウリングをしていて、みんなのようになりたいと思ったことが始まりでした。友達もできて、新しい人との出会いもあり、それが競技を続ける原動力になりました」と語っている。
今回の優勝により、ワシントンはJunior Team USA入りも決定。チーム18名の中から4名がペルーで開催される国際大会の代表に選出される予定だ。
今秋からはテネシー州のミリガン大学へ進学し、大学ボウリングに挑戦する予定。将来的には大学タイトル獲得やPBAツアー参戦を目標に掲げている。
「大学でタイトルを獲得し、その後は大人の大会でも勝ちたい。そして、いつかPBAツアーで戦うことが目標です」
ジュニア世代最高峰の大会を制した18歳は、全米王者の称号を手に、新たな夢へ向かって歩み始める。