40歳でプロ初優勝!元韓国代表イ・ナヨン、5年のブランク乗り越え頂点へ

イ・ナヨン 写真:KPBA Media Center

元韓国代表として数々の国際大会で金メダルを獲得してきたイ・ナヨン(KPBA18期・Team Ebonite)が、プロ2年目で待望の初タイトルを手にした。出産・育児による約5年間のブランクを乗り越え、40歳を迎えた今、再びボウリング人生に大きな栄冠を加えた。

イ・ナヨンはファイナルにトップシードで進出したものの、決して簡単な戦いではなかった。決勝の相手は韓国プロボウリング最多勝記録を持つチェ・ヒョンスク。さらにレーンは外側のオイルが多く、内側からの攻略も難しいタフなコンディションだった。

それでもプレッシャーを乗り越え、最後はプロ入り後初となる優勝をつかんだ。イ・ナヨンは「プロの舞台での初タイトルなので本当にうれしい。この1年間はプロへの適応が簡単ではなく、思うような成績も出ず苦しい時間を過ごした」と振り返り、今回の勝利によって大きな自信を得られたと喜びを語った。

韓国代表時代のイ・ナヨンは、国際舞台で数多くの金メダルを獲得した韓国ボウリング界を代表する選手の一人。2025年には夫で同じプロボウラーのカン・ヒウォンとともに、韓国の体育分野における最高位の勲章「体育勲章 青龍章」を夫婦そろって受章する栄誉にも輝いた。

しかし、華々しいアマチュア時代の実績が、そのままプロでの成功につながったわけではなかった。出産と育児による約5年間のブランクに加え、40歳で若い選手たちと競いながら、プロ特有の戦い方へ適応する必要があったからだ。

この1年間は投球やピッチングをはじめ、ボウリング全般を大幅に見直した。その過程を最も近くで支えたのが夫のカン・ヒウォンだった。二人で研究を重ね、互いに励ましながら試行錯誤を続けてきただけに、イ・ナヨンは今回の優勝について「半分は夫のおかげ」と感謝している。

もともとイ・ナヨンは基本技術の高さでも知られ、韓国代表選考会では54ゲームを通じて一度もスペアミスをしなかったというエピソードを持つ。今回も難しいレーンと最多勝記録保持者との対戦という二つの難関を乗り越えたことで、プロとして戦っていくうえで大きな自信につながったという。

実はプロ入り前にも、その実力を強烈に印象付けていた。2024年11月にはプロデビュー前のアマチュアとして「尚州干し柿カップ」に出場し、プロ選手を相手に優勝。それでも正式にプロとなってからは約1年間、さまざまな試行錯誤を経験し、今回ようやくプロとしての初タイトルにたどり着いた。

当初はプロの世界へ挑戦する考えもそれほど強くなかったという。しかし夫や義理の両親、実の両親から背中を押され、新たなボウリング人生をスタートさせた。イ・ナヨンは今回の喜びを両家の家族と分かち合いたいと感謝を伝えている。

妻として、母として、そして一人のプロボウラーとして迎えた40歳での初優勝。代表時代の輝かしいキャリア、5年間のブランク、プロ転向後の苦悩を経てつかんだタイトルは、イ・ナヨンにとって新たなスタートを告げる勝利となった。

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