PBAの新たな地域ツアー『PBA ELITE Regional Tour』のCentral Regional 1が10月3、4日、米インディアナ州ブラフトンのEZ Bowlで開催され、スタンダード部門ではマイケル・デビッドソン、シニア部門ではフィンランドのミカ・コイブニエミが優勝した。
今大会の舞台となったEZ Bowlは、PBA年間最優秀選手を4年連続で受賞しているEJタケットとザック・タケットが所有するボウリングセンター。大会はストリングピンを使用して行われ、予選7ゲーム、アドバンサーズラウンド4ゲームを経て、各部門上位8名がラウンドロビン方式のマッチプレーへ進出した。ステップラダーは行われず、マッチプレーの勝利ボーナスを加えた総得点で優勝者が決定した。
スタンダード部門では、デビッドソンが劇的な逆転優勝を飾った。マッチプレー最終ゲームを迎えた時点では首位と70ピン以上の差があったが、最後の一戦で逆転。マッチプレーを7勝1敗とし、勝利ボーナス210ピンを加えた19ゲーム4,531ピンで頂点に立った。
自身が所有するセンターで優勝を狙ったEJタケットは、フィールド最高となるAVG230を記録したものの、マッチプレーでは4勝4敗。最終的に4,492ピンとなり、デビッドソンに39ピン及ばず2位となった。3位には4,336ピンのグラハム・ファックが入っている。
30歳のデビッドソンは今年3月のU.S. Openで予選トップに立つなど実力を見せているが、PBA Tourではまだタイトルを獲得していない。今回の勝利は、2019年以来となる自身のPBAリージョナルタイトルとなった。
一方、シニア部門ではPBA殿堂入りを果たしているミカ・コイブニエミが圧倒的な強さを見せた。大会を通してほぼ首位を守り続け、マッチプレーを5勝3敗、19ゲームAVG219。ボーナスを含む4,325ピンで優勝し、2位ジェイソン・ランドクイストの4,043ピンに282ピンもの大差をつけた。
48フィートのロングオイルパターンに対し、コイブニエミはポケットを外さずスペアを確実に取ることを重視。ロフトやリリースも調整しながら、角度を大きく使わないストレートなラインを選択したことが勝利につながったという。
現在59歳のコイブニエミは、PBA Tour通算14勝を誇り、ABC Masters、U.S. Open、Tournament of Championsのメジャー3大会も制覇。ヨーロッパ出身選手として初めてPBA殿堂入りを果たしたレジェンドが、新設されたPBA ELITEの舞台でもその実力を証明した。
PBA ELITE Regional Tourは今秋から始まったPBAリージョナル大会の新たな最上位カテゴリーで、7地域21大会を開催。各大会でPBA Tourの優先出場資格を持たない上位5名には、12月のRegional Players Invitationalへの出場権が与えられ、そこで2027年PBA Tourの優先出場資格3枠を争う。
EJタケットのホームセンターで生まれた、70ピン以上の差からの大逆転と、PBA殿堂入りレジェンドによる282ピン差の圧勝。対照的な展開で、デビッドソンとコイブニエミがPBA ELITEのタイトルを手にした。