10月16日から18日にかけて、米ネブラスカ州リンカーンのサンバレー・レーンズ&ゲームズで開催された『PBA ELITE Midwest Regional 1』で、ライアン・バートンが一般部門、トム・ヘスがシニア部門を制した。今秋から始まったPBAの新しいリージョナルツアーにおいて、中西部地区の初代優勝者となった。
バートンはインディアナ州ミシガンシティ出身の左投げ両手投法の選手で、2024年にはPBA中西部地区の年間最優秀選手と新人賞を同時に受賞した実績を持つ。今年8月にも同じ会場で行われた『PBA Midwest Open』で3位に入っており、今回は慣れ親しんだ会場で優勝をつかんだ。
一般部門には、2026年のPBAツアーでメジャータイトルを獲得したブランダン・ボンタとブーグ・クロル、さらに全米オープン2度優勝のフランソワ・ラボワら実力者も出場。強豪が顔をそろえる中、バートンが頂点に立った。
一方、シニア部門を制したヘスは、PBAツアーとPBA50ツアーの両方で実績を残してきたベテランだ。2011年のUSBCマスターズでメジャータイトルを獲得し、PBA50ツアーでは2026年のシニア全米オープンを含む数々の大会で優勝している。
両選手は大会前の時点で、それぞれ中西部地区のポイントランキング首位に立っていた。今回の優勝によって、その実力を改めて示す結果となった。
今大会は37フィートの『PBA ELITE Short 37』オイルパターンを使用。予選7ゲームを投球した後、各部門の上位3分の1が4ゲームのアドバンサーズラウンドに進出し、さらに上位8人が総当たり方式のマッチプレー8ゲームを戦った。
従来の一部トーナメントで採用されているステップラダー決勝は行われず、マッチプレーのボーナスポイントを含めた全19ゲームの合計得点によって優勝者が決まる方式となっている。最後の一戦だけでなく、大会を通じた安定した投球が求められる仕組みだ。
PBA ELITE Regional Tourは、従来のリージョナルツアーの開催方式を見直し、全米7地区で計21大会を実施する新シリーズとして今秋スタートした。今回のバートンとヘスはいずれも同シリーズ初優勝で、ここまで開催された11大会では、まだ複数回優勝した選手が誕生していない。
また、各大会の成績上位者には、12月に開催される『PBA Regional Players Invitational(RPI)』への出場権を獲得する機会が与えられる。同大会では2027年のPBAツアーに関わる優先出場資格も争われるため、新しいリージョナルツアーは選手たちにとって重要な挑戦の場となっている。