アメリカのプロボウリング協会(PBA)が進めている大型企画『過去25シーズンのベスト25ボウラー』。2000年から2024年までの四半世紀を対象に、メジャー大会での成績や一貫した実力をもとに、現代PBAを代表する25人をランキング形式で紹介している。名実ともにこの25年のPBA史を象徴するランキングだ。
前回の記事では、企画の概要やポイント算出方法など、ランキングの仕組み(レギュレーション)を詳しく解説している。(関連記事:PBA、過去25シーズンのベスト25ボウラーをまもなく発表)
そして今回は、いよいよその第25位から第21位までの5名が発表された。新世代の台頭とベテランの存在感が交錯する顔ぶれとなっており、PBAツアーの進化を物語る構成となっている。

25位:クリス・プレイサー(76ポイント)
タイトル:スタンダード4勝、メジャー2勝/トップ5入り35回(うちメジャー6回)
2019年に初タイトルを手にすると、その年に一気にスターダムへと駆け上がったプレイサー。翌2020年のトーナメント・オブ・チャンピオンズ(TOC)では、後に自らより上位にランクインする4名を次々と撃破し、圧倒的な存在感を示した。
2022年には2大会連続でメジャー戦をリードし、さらにワールドチャンピオンシップをプレーオフの末に制覇。
チームメイトでもあるアンドリュー・アンダーソンを僅差で抑えて25位に滑り込む形となった。
その“皮肉な”結果が、来年のロス/ホルマン・ダブルス選手権でどんな化学反応を生むのかにも注目が集まる。
24位:ライノ・ペイジ(76.5ポイント)
タイトル:スタンダード5勝、メジャー1勝/トップ5入り35回(うちメジャー9回)
2007年にPBAツアーに加入すると、デビュー3シーズンすべてで優勝を果たした左腕ライノ・ペイジ。デビューイヤーには予選会(PTQ)から5度も決勝ラウンドに進出し、ルーキーイヤーの獲得賞金記録は長年破られなかった。
2017年のUSオープン制覇は、彼をこのランキングに確実に押し上げた決定的な瞬間。鋭い切れ味と安定感を兼ね備えたペイジは、ツアー黎明期から続く“サウスポーの系譜”を継ぐ存在として評価されている。
23位:ライアン・シェイファー(80ポイント)
タイトル:スタンダード5勝、メジャー0勝/トップ5入り42回(うちメジャー13回)
シェイファーは、13年間タイトルに恵まれなかった末に、ようやく2000年1月に念願の初優勝を飾った遅咲きの職人だ。
メジャータイトルを持たずして上位25名に選ばれるのは異例であり、それは彼の驚異的な安定感と粘り強さを物語っている。
メジャー大会で13回トップ5に入った記録は、全体でもわずか9人しか上回っていない。派手な勝ち星はなくとも、シェイファーの名は常に上位戦線にあり続けた。彼の存在はまさに“ツアーの屋台骨”そのものである。