パーフェクトゲームを出しすぎ?米ボウリング場の不可思議な発表が話題に

ボウリングボール 写真:Keyner Ordoñez/提供:Unsplash

アメリカのあるボウリング場がリーグ参加者に向けて送った「お知らせ」が、現地で話題になっている。理由は“パーフェクトゲームが多すぎるから対策を行う”という、前代未聞の内容だったためだ。

管理側の文書によると、今季のリーグ戦では異常に多くの300点ゲーム(パーフェクト)が出ているとのこと。この状況が「リーグのバランスと公平性を損ねている」として、以下の“改善策”を実施すると発表した。

  • レーンコンディションをより厳しい基準に変更
  • リーグ中にランダムでボール検査を実施
  • スコア動向を監視し、不正があれば報告

文章では「選手の技術向上は認めるが、300点ゲームが出過ぎているため、レーンや道具の規則面に問題がある可能性がある」と説明。しかし、ボウラーの間では「努力してスコアが出るのは悪いことではない」「上手く投げたら疑われるのか」と批判が噴出している。

本来パーフェクトゲームは祝福されるべき成果だが、同センターは「頻発するとプレーの価値が損なわれる」と主張しており、その考え方自体が論争を招いている。実際、文書にも「レーンの prestige(威信)を守るため」と記されており、センター側の“メンツ”が理由の一つであることがうかがえる。

SNSでは「投げ手のせいではなくレーン整備の問題では?」「そんなに嫌ならスポーツコンディションにすればいい」といった冷静な意見も多く、対策の方向性には疑問の声が広がっている。

パーフェクトゲームが原因で“規制強化”という、異例の展開。アメリカのボウリング界で、また新たな議論が生まれそうだ。

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