米ロサンゼルスのスタジオシティで12月7日、障がいのある人たちへの支援を目的としたチャリティイベント『ベスト・バディーズと楽しむホリデーボウリング大会(Holiday Bowling with Best Buddies)』が開催され、ハリウッドの著名人や地域の参加者たちが一堂に会した。本イベントは、障がいのある人々の支援と交流を目的に、15年以上にわたり毎年恒例の取り組みとして行われている。
会場となったのは、地域に親しまれているピンズ・ボウリングセンター。約200名が参加し、ボウリングを通じて温かな休日のひとときを共有した。レーンでは、障がいのある参加者と家族、ファン、ボランティアが一緒になってプレーを楽しみ、会場全体が笑顔に包まれる交流の場となった。
今年のイベントには、世界的スーパーモデルであり、ベスト・バディーズのグローバルアンバサダーを務めるシンディ・クロフォードをはじめ、多くの著名人が参加した。クロフォードのほかにも、モデルのカミー・クロフォードやシャーロット・マッキニー、俳優のモーリーン・マコーミック、クリストファー・ナイト、パトリック・マルドゥーン、グレース・ヴァン・パッテン、ミュージシャンのリサ・ローブ、コメディアンのグレッグ・フィッツシモンズ、アニー・レダーマンらが来場。彼らは参加者と同じ目線でレーンに立ち、ボウリングを楽しみながら自然な交流を深め、支援の輪を広げた。
このイベントは、知的・発達障がい(IDD)のある人々が支援者や地域社会と直接触れ合い、絆を育む貴重な機会となっている。ゲームを通じて励まし合い、友情を育む時間は、「誰もが社会の一員として受け入れられるべきだ」というベスト・バディーズの理念を体現するものとなった。
ベスト・バディーズ・インターナショナルは、知的・発達障がいのある人々と支援者が対等な立場で友情を築くことを目的に、雇用支援やリーダーシップ育成、地域生活支援などのプログラムを展開する非営利団体だ。今回のチャリティボウリングも、インクルージョンの大切さを広く伝える意義ある取り組みとなった。