日本プロボウリング協会(JPBA)創設期を支えた男子1期生、浪間章(なみま・あきら)氏が逝去されたことが、協会より発表された。享年83。1967年、JPBAが誕生した年に一期生としてプロボウラーの資格を得た浪間氏は、後進の育成とプロボウリング界の発展に尽力した功労者である。
浪間氏はもともとプロボクサーとして活動していた経歴を持ち、その後ボウリングへ転向。ボクシングで培った身体能力と精神力を活かし、競技ボウリングにおいても素晴らしい成果を挙げた。JPBA会員として長年にわたり活動を続ける中で、2度の優勝を果たし、競技者としての確かな実力を示した。
協会の創設メンバーとして、黎明期のプロボウリング環境整備や選手権運営にも深く関わり、選手としてだけでなく協会人としての役割も果たした浪間氏の存在は、同時代のプロたちにとって大きな支えであった。
葬儀は12月25日に東京・臨海斎場で執り行われる予定で、関係者・友人・ファンが最後の別れを告げる。心からご冥福をお祈りする。