香港のボウリング界に新たな用具規制が導入される。香港テニピンボウリング連盟(HKCTBC)は、2026年3月1日から地域で開催される連盟主催の大会において、ウレタン素材のボウリングボールを使用禁止とする新たなルールを正式発表した。これは1月31日に連盟が公式声明として公表したもので、競技の公平性や選手育成の観点から決定されたものだ。
声明によると、ウレタン素材のボールはオイルを吸収しやすく、レーンコンディションを変化させやすい特徴があるとされる。この特性が大会ごとのレーン変化やプレースタイルに不均衡を生む可能性があることから、「公平な競技条件」を保つための対応として禁止措置が採られたという。加えて、世界的な動向や選手の技術発展を踏まえたうえでの判断でもあると説明された。
この動きは、同じ禁止措置を打ち出したマレーシアボウリング連盟の例と類似している。マレーシアでも同様の理由からウレタンボールが主要大会で禁止されており、両国の連盟は競技環境の公平性と選手育成の長期的なメリットを重視している。
禁止措置の対象はHKCTBCが主催する地域大会のみで、国際大会や連盟の公認イベント(主催は別団体)のローカル大会には適用されない。また、12歳以下のジュニア部門は例外としてウレタンボールの使用が認められる。これにより若年層の競技参加には影響が出ないよう配慮されている。
HKCTBCは今後の状況を継続的にモニターし、必要に応じて規制内容の見直しを行う可能性があるとしている。ウレタン素材ボールを巡る議論は世界的にも注目されており、各国・地域での対応の違いが競技戦略にも影響を与えそうだ。