ボウリング界で長年使用されてきた「ウレタンボール」を巡り、国際ルールの変更が世界中に波及している。発端となったのは、国際ボウリング連盟(IBF)が2026年2月に発表した新たな用具規定だ。
IBFは国際大会において、製造時の硬度が78D以上のウレタンボールのみ使用を認める新ルールを導入。この決定を受け、各国のボウリング協会や地域連盟も相次いで同様の規定を採用し始めている。国際連盟のルール変更が、各国大会にも急速に広がっている形だ。
欧州を統括するヨーロッパボウリング連盟(EBF)は、IBFの方針に合わせて同じ硬度規定を適用することを決定。2026年の欧州選手権以降の大会で導入される予定となっている。
各国レベルでも対応が進む。チェコボウリング協会は2026年4月から国内大会で同規定を導入し、78D未満のウレタンボールの使用を禁止すると発表した。
スペインボウリング連盟もIBFとEBFの決定に追随し、2026年8月から国内大会で同様の規定を採用する予定だ。
またオーストラリアでもTenpin Bowling Australia(TBA)がIBFの方針に合わせ、国内ランキング大会で78Dルールを導入。大会中には硬度検査が行われ、基準を満たさないボールは使用できないとしている。
この流れはニュージーランドなど他国にも広がっており、各国協会が国際基準に合わせてルール変更を進めている状況だ。
ウレタンボールはコントロール性の高さから多くのトップボウラーに使用されてきた一方、近年は性能や硬度を巡る議論が続いていた。
今回の規定変更により、従来のウレタンボールの一部が国際大会で使用できなくなる可能性も指摘されている。
果たしてウレタンボールは競技シーンから姿を消すのか。それとも新基準に適合したモデルが主流となるのか。今回のルール変更は、ボウリング界の用具トレンドを大きく変える転換点となるかもしれない。