7月11日、兵庫県・神戸六甲ボウルで『第42回六甲クイーンズオープントーナメント』の最終日が行われ、55期生の金子萌夏(相模原パークレーンズ)が悲願のツアー初優勝を飾った。決勝では同期の石田万音(アルゴセブン/ハイ・スポーツ社)との直接対決を制し、プロ入り4年目で待望のタイトルを手にした。
今大会の金子は、初日から圧倒的な強さを見せた。予選10ゲームを首位で通過すると、最終日のラウンドロビンでも安定した戦いを継続。ポジションマッチでは2位につけていた石田と激突し、石田が225ピンを記録したのに対し、金子は279ピンのビッグゲームを披露してトップシードの座を守り抜いた。
その勢いのまま迎えた優勝決定戦でも、相手は再び石田だった。55期生同士による注目の頂上決戦は最後まで緊張感あふれる展開となったが、金子が冷静なゲーム運びで勝利。大会を通じて一度も首位の座を譲ることなく、六甲の頂点へと駆け上がった。
金子はここ数大会で急速に存在感を高めていた。5月の『Glicoセブンティーンアイス杯』では予選をトップで通過し、そのまま決勝ステップラダーに進出して準優勝。続く今大会でも初日から首位を守り続け、ついに初タイトルを獲得した。今回の優勝は、一大会限りの勢いではなく、ここ数カ月で積み重ねてきた経験と成長が実を結んだ結果と言えそうだ。
一方、惜しくも準優勝に終わった石田も、大会を大いに盛り上げた。ラウンドロビン最終戦、そして優勝決定戦と、二度にわたって同期の金子に挑む形となったが、あと一歩及ばなかった。それでも安定した戦いぶりで存在感を示し、通算8勝を誇る実力者として改めてその強さを印象づけた。
今大会には、大会連覇を狙った久保田彩花、ホームでの悲願達成を目指した寺下智香、復活優勝を狙った中島瑞葵ら、多くの注目選手がそれぞれの思いを胸に集結した。その中で主役の座をつかんだのが、初優勝を果たした金子萌夏だった。
歓喜の笑顔と悔し涙が交錯した六甲クイーンズ。関西女子公式戦2連戦の熱気は、約2週間後に大阪・アルゴボウルで開催される『大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2026』へと引き継がれていく。