アンソニー・シモンセンが接戦を制す!PBAリージョナル3地域の結果

アンソニー・シモンセン 写真:nohughes@pba.com/提供:Media Valet 

米国各地で開催された『PBA ELITEリージョナルツアー』の第2戦が終了し、ミッドウェスト、サウス、ノースウェストの3地域で計6人の優勝者が誕生した。一般部門ではアンソニー・シモンセン、スコット・ニューウェル、キャメロン・ワイアーがそれぞれ優勝。シニア部門ではトム・ヘス、ゲイリー・フォークナー、ショーン・ホーレンバーガーがタイトルを獲得した。

今回の3大会は、いずれも予選7ゲーム、アドバンサーズラウンド4ゲームを実施し、上位8人が8ゲームの総当たりマッチプレーに進出する方式で争われた。最終順位はボーナスピンを含む通算19ゲームの総得点で決定され、各地域で接戦が繰り広げられた。

イリノイ州ロックポートのストライク・アンド・スペア2で開催されたミッドウェスト・リージョナル第2戦では、PBAツアーのトップ選手として知られるアンソニー・シモンセンが一般部門を制覇した。マッチプレーではブーグ・クロルとの直接対決が注目を集め、序盤の対戦で267対265というわずか2ピン差の接戦を制した。

クロルもその後、234、236、255、253、254、182という高得点を並べ、最終ポジションラウンドで再びシモンセンと対戦。しかし、シモンセンが201対169で勝利し、優勝を決めた。シモンセンは予選とアドバンサーズラウンドで約222のアベレージを記録し、マッチプレーでは5勝3敗の成績を残した。

シモンセンは大会後、難しいレーンコンディションに対応するため、ボールを外側へ大きく出さず、内側へ戻すような従来型のライン取りを活用したと説明した。また、最近は大会への出場機会を徐々に増やしており、競技感覚が戻ってきていることにも手応えを示している。

同大会のシニア部門では、PBA殿堂入り選手のトム・ヘスが優勝。前週のミッドウェスト第1戦に続く2週連続優勝を達成し、PBA ELITEリージョナルツアーで初めて2勝を挙げた選手となった。これにより、自身のリージョナル通算優勝回数を25勝に伸ばした。

ヘスは前週の37フィートとは大きく異なる48フィートのオイルパターンに対応し、慎重なライン取りとスペアの確実性を重視した。強豪選手が集まる大会で連勝できたことに喜びを示し、レーンの変化を見極めながら自らの戦略を貫いたことが勝因になったと振り返っている。

一方、ノースカロライナ州ローリーのバッファロー・レーンズ・ノースで行われたサウス・リージョナル第2戦では、スコット・ニューウェルが一般部門で優勝した。予選終了時点では10位だったが、アドバンサーズラウンドで7位に浮上。マッチプレーでは7勝1敗という好成績を残し、通算4,283ピンで逆転優勝を飾った。

ニューウェルのリージョナル優勝は、2012年のPBAイースト地区アップルツリー・クラシック以来となる。過去には競技から3〜4年間離れていた時期もあり、今回の勝利は久々のタイトル獲得となった。準優勝のジェームズ・ベネットに157ピン差をつけ、優勝賞金9,000ドル(約135万円)を獲得した。

同大会のシニア部門では、ゲイリー・フォークナーが通算4,171ピンで優勝。マッチプレーでは6勝1敗1分けを記録し、準優勝のマーク・E・クラークに129ピン差をつけた。優勝賞金5,000ドル(約75万円)に加え、12月にネバダ州リノで開催されるリージョナル・プレイヤーズ・インビテーショナルへの出場権も手にした。

ワシントン州アーリントンのストライカーズで開催されたノースウェスト・リージョナル第2戦では、キャメロン・ワイアーが一般部門を制覇した。予選では約231という高いアベレージを記録して好スタートを切ったものの、マッチプレーでは苦戦する場面もあった。

転機となったのはマッチプレー第4ゲームだった。ワイアーは最初の9フレームで連続ストライクを記録し、投球への自信を取り戻した。その後もリードを守り、通算4,187ピンで優勝。準優勝のトーマス・マクニールに38ピン差をつけ、リージョナル通算8勝目と優勝賞金11,000ドル(約165万円)を獲得した。

ノースウェストのシニア部門では、ショーン・ホーレンバーガーがリチャード・コーウィンとの接戦を制した。最終19ゲーム目の終盤まで勝負がもつれたが、ホーレンバーガーが通算3,902ピンを記録し、コーウィンの3,886ピンをわずか16ピン上回って優勝。賞金6,000ドル(約90万円)と12月のリージョナル・プレイヤーズ・インビテーショナル出場権を獲得した。

PBA ELITEリージョナルツアーは、各地域で一般部門とシニア部門の大会を開催し、幅広い世代の選手が競い合う舞台となっている。今回もPBAツアーのトップ選手から経験豊富なベテラン、長期間タイトルから遠ざかっていた選手まで、それぞれが存在感を示した。

特に注目されたのは、シモンセンが接戦を制したミッドウェスト一般部門と、ヘスが2週連続優勝を達成したシニア部門だ。PBA ELITEリージョナルツアーは今後、インディアナ州フォートウェインでセントラル・リージョナル第3戦を開催する予定となっており、各地域でのタイトル争いはさらに続いていく。

ニュースを受け取る