第18回MKチャリティカップ男子予選の前半戦が9月11日、京都で行われ、トップはアマチュアの日比正裕が脅威のスコアを叩き出し首位につけた。
日比は知る人ぞ知るアマチュアの強豪ベテランボウラーで、NHK杯で2度の優勝経験を持つ。さらに全日本選手権(Japan Bowling)も制した実績を誇る。そんな日比が、プロ公式戦の舞台で数多くのプロを抑え、1ゲーム目257、2ゲーム目223、3ゲーム目223、4ゲーム目248、5ゲーム目259という安定した内容で合計1210ピンを積み重ねた。アベレージ242ピンという圧巻のスコアで前半戦を終え、観客に強烈なインパクトを与えた。
2位には同じくアマチュアで、期待の若手有望株・菅原奏が日比をわずか11ピン差で追走。プロボウラートップは3位の坂本就馬、4位の和田秀和、5位の水本有希と続く。なお和田と水本はそれぞれパーフェクトゲームを達成しており、5位の水本からトップの日比まではわずか20点程度と大混戦の展開だ。
予選通過となる32位までには、昨年度優勝し今季プロ入りした西山翔吾、絶対的ナンバーワンサウスポー山本勲、新人戦では調子を崩したが若手期待の藤永北斗、その他シードプロが虎視眈々と下から狙いをつけている。そして次点の33位には川添奨太が控える。惜しくも時点ながら、川添も大会第3号パーフェクトを記録しており、後半戦での巻き返しに期待がかかる。
大会2日目は後半5ゲームが行われ、予選成績をもとに上位32名が準決勝へ進出。準決勝以降は3日目に実施される。果たして32名の狭き門を突破するのは誰か。大会2日目も熱い戦いとなることは間違いない。
ファンの注目とともに、我々ボウリングエージェントとしても予選の行方をしっかり見届けたい。