アメリカプロ・ボウリング協会(PBA)の2025年シーズンに向けて、東部リージョンで行われた予選大会から4名の選手が地域代表選手招待大会(『Regional Players Invitational』・RPI)の出場権を確定させた。会場となったのはデラウェア州ミッドカウンティ・レーンズ・アンド・エンターテインメント。激しい戦いを制したのはアレックス・ホートン、ジョー・パルシズェク、アンドリュー・ホール、アンドリュー・サスクレバの4人だった。
予選は8ゲームのラウンドと、16ゲームのマッチプレイで構成される長丁場。パルシズェクは序盤から好調を維持し、マッチプレイでも安定感を発揮。特に15ゲーム中14ゲームを上位で終えるなど、着実にポイントを積み重ねた。ホートンは予選後半から追い上げを見せ、ポジションラウンドに入る直前にはわずか8ピン差に接近。最終ゲームでは257対206でパルシズェクに勝利し、見事タイトルを手にした。
RPIはPBAおよびPBA50(50歳以上部門)のリージョナルツアー選手が一堂に会するシーズン終盤の大規模大会。今年は12月11日から14日まで、ネバダ州リノのナショナルボウリングスタジアムで開催される。PBA部門には100名、PBA50部門には49名が参加予定で、各地の予選を勝ち抜いた選手たちが集結する。
東部リージョンでは、今後もPBA50部門の予選が10月に予定されており、その他の地域でも次々と代表が決まっていく見込みだ。今回の大会では、最後まで集中力を切らさず戦い抜くメンタルの強さが勝敗を分ける鍵となった。各地の予選を経て集う精鋭たちが、リノでどのような戦いを繰り広げるのか、大会本番への期待が一層高まっている。